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宮崎大学農学部応用生物科学科は、今世紀において地球規模で人類が直面すると予測される生命・食料・環境問題に応えるために創設された学科です。

TEL. 0985-58-3834 (教務・学生支援係)

〒889-2192 宮崎県宮崎市学園木花台西1-1

研究活動

2020年度

16)
河野准教授(免疫生物学研究室)、酒井教授、引間教授(食品衛生・免疫学研究室)らの研究成果が、Marine Biotechnology誌に掲載されました。本論文では、メダカのCCケモカインが概日リズム性の発現を示すことを明らかにしました。
Tsutsui Y, Onoue T, Hikima J, Sakai M, Kono T (2020) Diel variation ofCC chemokine gene expression in the Japanese pufferfish Takifugu rubripes. Marine Biotechnology 22: 607-612.
15)
河野准教授(免疫生物学研究室)、酒井教授、引間教授(食品衛生・免疫学研究室)らの研究成果が、Fish and Shellfish Immunology誌に掲載されました。本論文では、メダカTLR9の概日リズム性発現と免疫刺激に対する応答の関係を明らかにしました。
Taira G, Onoue T, Hikima J, Sakai M, Kono T (2020) Circadian clock components Bmal1 and Clock1 regulate tlr9 gene expression in the Japanese medaka (Oryzias latipes). Fish and Shellfish Immunology 105: 438-445.
14)
國武教授(植物遺伝育種学研究室)らの研究成果が、研究 技術 計画誌に掲載されました。
境健太郎・今井正人・出水信雄・神力はるな・國武久登・三澤尚明・水光 正仁 (2020)宮崎大学における全学的な設備共同利用体制の構築~学内既存システムとリンクした設備共通管理システムの開発~ 研究 技術 計画 35: 23-31.
13)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Frontiers in Medicine誌に掲載されました。本論文では、腸内細菌叢の恒常性改善が、高血圧の重症化を予防するための効果的な方法である可能性を報告しました。
Nagase S, Karashima S, Tsujiguchi H, Tsuboi H, Miyagi S, Komehiro M, Aono D, Higashitani T, Demura M, Sakakibara H, Yoshida A, Hara A, Nakamura H, Takeda Y, Nambo H, Yoneda T, Okamoto S (2020) Impact of Gut Microbiome on Hypertensive Patients With Low-Salt Intake: Shika Study Results, Fronters in Medicine doi. 10.3389/fmed.2020.00475.
12)
佐伯教授、山本准教授(土壌肥料学研究室)らの研究成果が、茶業研究報告に掲載されました。本論文では、品評会出品茶における茶品質と無機元素含有量の関係を検討するために、品評会出品茶(煎茶)のうち上位、中位、下位の茶葉の解析を行いました。NとZn含有量が上位茶と中位茶で有意に高く、品評会の審査項目である外観、香気、水色、滋味の4項目および総合評点と正の相関関係が認められ、茶の品質には、従来から知られているテアニンやN以外にも微量元素、特にZnが関与していることを明らかにしました。
児崎章憲・山本昭洋・佐伯雄一 (2020) 品評会における煎茶の評価と茶葉中無機元素含有量との関係. 茶業研究報告 129: 19-26.
11)
佐伯教授、山本准教授(土壌肥料学研究室)らの研究成果が、茶業研究報告に掲載されました。本論文では、品評会出品茶(煎茶)のうち上位、中位、下位の茶葉中のアミノ酸、カテキン類、テオガリン、没食子酸およびカフェインを調べ、テアニン,グルタミン酸、アルギニン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレート、テオガリンが上位茶で高いことを明らかにしました。上記の成分は、主成分分析においても品評会における評価への関与が高く、重要な成分であることを示しました。
児崎章憲・山本昭洋・佐伯雄一 (2020) 品評会における煎茶の評価とアミノ酸,カテキン類,テオガリン,没食子酸およびカフェインとの関係. 茶業研究報告 129: 11-18.
10)
酒井教授、引間教授(食品衛生・免疫学研究室)および河野准教授(免疫生物学研究室)らの研究成果が、Fish and Shellfish Immunology誌に掲載されました。本論文では、ASC(アポトーシス関連スペック蛋白質)遺伝子をノックアウトしたメダカを作製し、ASCが病原細菌Aeromonas hydrophilaに対する感受性や腎臓細胞中の細菌数を抑制することを明らかにし、A. hydrophila感染に対する免疫機構において重要であることを示しました。
Morimoto N, Okamura Y, Maekawa S, Wang HC, Aoki T, Kono T, Sakai M, Hikima J (2020) ASC-deficiency impairs host defense against Aeromonas hydrophila infection in Japanese medaka, Oryzias latipes. Fish & Shellfish Immunolgy. 105: 427-437. doi:10.1016/j.fsi.2020.07.027.
9)
酒井教授、引間准教授(食品衛生・免疫学研究室)および河野准教授(免疫生物学研究室)らの研究成果が、Fish and Shellfish Immunology誌に掲載されました。本論文では、トラフグのインターロイキン(IL)17A/F1の組換えタンパク質を作製し、トラフグ頭腎および腸管内細胞における免疫応答について解析したところ、IL-17A/F1は炎症性サイトカイン遺伝子の発現を誘導し、貪食活性やROS産生を高めることを明らかにしました。
Takahashi Y, Okamura Y, Morimoto N, Mihara K, Maekawa S, Wang HC, Kono K, Sakai M, Hikima J (2020) Interleukin-17A/F1 from Japanese pufferfish (Takifugu rubripes) stimulates the immune response in head kidney and intestinal cells. Fish & Shellfish Immunolgy 103: 143-149. doi:10.1016/j.fsi.2020.05.016.
8)
酒井教授、引間准教授(食品衛生・免疫学研究室)および河野准教授(免疫生物学研究室)、佐伯教授(土壌肥料学研究室)らの研究成果が、Frontier in Immunology誌に掲載されました。本論文では、ゲノム編集により作製したIL-17A/F1ノックアウト・メダカの腸管におけるトランスクリプトーム解析およびメタゲノム解析により、IL-17A/F1が腸内細菌叢の日和見感染症の原因菌の増殖を抑制していることを明らかにしました。
Okamura Y, Morimoto N, Ikeda D, Mizusawa N, Watabe S, Miyanishi H, Saeki Y, Takeyama H, Aoki T, Kinoshita M, Kono K, Sakai M, Hikima J (2020) Interleukin-17A/F1 deficiency reduces antimicrobial gene expression and contributes to microbiome alterations in intestines of Japanese medaka (Oryzias latipes). Frontier in Immunology 11: 425. doi: 10.3389/fimmu.2020.00425.
7)
酒井教授、引間准教授(食品衛生・免疫学研究室)および河野准教授(免疫生物学研究室)らの研究成果が、Fish Pathology誌に掲載されました。本論文では、日本および米国で分離された魚病細菌Photobacterium damselae subsp. piscicida由来のプラスミドを比較解析し、両国間でのプラスミド伝搬の可能性を示しました。
Tsuchiya A, Nishihara A, Saeki A, Teru Y, Aoki T, Kono T, Sakai M, Hikima J (2020) Comparative analysis of plasmid DNAs from two strains of Photobacterium damselae subsp. piscicida isolated from Japan and the United States. Fish Pathology 55: 18-21. https://doi.org/10.3147/jsfp.55.18.
6)
酒井教授、引間准教授(食品衛生・免疫学研究室)および河野准教授(免疫生物学研究室)らの研究成果が、Comparative Biochemistry and Physiology Part B: Biochemistry and Molecular Biology誌に掲載されました。本論文では、メダカIL-17受容体A(RA)遺伝子が別の染色体に2つ存在し、IL-17RA1遺伝子の発現量がIL-17RA2遺伝子に比べて圧倒的に高いことを明らかにし、IL-17RA1が主に重要な役割を担っていることを示しました。
Okamura Y, Morimoto N, Sawada S, Kono T, Hikima J, Sakai M (2020) Molecular characterization and expression of two interleukin-17 receptor A genes on different chromosomes in Japanese medaka, Oryzias latipes. Comparative Biochemistry and Physiology Part B: Biochemistry and Molecular Biology. 240: 110386. doi: 10.1016/j.cbpb.2019.110386.
5)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)らが執筆した総説が、Food & Function誌に掲載されました。本総説では、黒大豆中含まれるポリフェノール類の機能性について、最新の知見を集約しています。
Yamashita Y, Sakakibara H, Toda T, Ashida H (2020) Insights into the potential benefits of black soybean (Glycine max L) polyphenols on lifestyle diseases. Food & Function. 11. DOI: 10.1039/D0FO01092H.
4)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Journal of Functional Foods誌に掲載されました。本論文では、日本食には欠かせない黒大豆の種皮抽出物の日常的な摂取が高脂血症を予防する可能性を報告しました。
Tanaka W, Matsuyama H, Yokoyama D, Yamashita Y, Ashida H, Sakono S, Sakakibara H (2020) Daily consumption of black soybean (Glycine max L.) seed coat polyphenols attenuates dyslipidemia in apolipoprotein E-deficient mice. Journal of Functional Foods. 72:104054.
3)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)らが執筆した総説が、Food & Function誌に掲載されました。本総説では、ポリフェノール類の抗ストレス効果についての最新の知見を集約しています。
Sakakibara H, Shimoi K (2020) Anti-stress effects of polyphenols: animal models and human trials. Food & Function. 11. DOI: 10.1039/d0fo01129k .
2)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)が分担執筆者として参加した著書が、刊行されました。本書では、高ストレス食品を探索するための動物モデルを担当しました。
榊原啓之・下位香代子(2020)「抗ストレス機能の評価法」抗疲労・抗ストレス・睡眠改善食品の開発. 井上和生・山崎英恵(監修) シーエムシー出版 pp. 69-77.
1)
河原教授、仲西准教授(畜産食品化学研究室)、榊原(啓)教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Animal Science Journal誌に受理されました。フィタン酸やプリスタン酸はフィトールに由来する分岐鎖脂肪酸であり、牛乳や牛肉に含まれる機能性脂質として近年注目を集めています。本論文では、マウスへのフィトールの給与が、フィタン酸やプリスタン酸の組織分布ならびに組織脂肪酸組成に与える影響を明らかにしました。
Nakanishi T, Kagamizono K, Yokoyama S, Suzuki R, Sakakibara H, Erickson L, Kawahara S (2020) Effects of dietary phytol on tissue accumulation of phytanic acid and pristanic acid and on the tissue lipid profiles in mice. Animal Science Journal. DOI: 10.1111/asj.13424.

2019年度

15)
酒井教授、引間准教授(食品衛生・免疫学研究室)および河野准教授(免疫生物学研究室)らの研究成果がDevelopmental & Comparative Immunology誌に掲載されました。本論文では、メダカから4種類の細胞内核酸受容体遺伝子を同定し、魚病細菌Edwardsiella tardaの感染に対する遺伝子発現応答を明らかにしたところ、メダカ腸管組織においてcGAS(cyclic AMP-GMP synthase)遺伝子の発現が顕著に誘導されていることを示しました。
Murakami S, Morimoto N, Kono T, Sakai M, Hikima J (2019) Molecular characterization and expression of the teleost cytosolic DNA sensor genes cGAS, LSm14A, DHX9, and DHX36 in Japanese medaka, Oryzias latipes. Developmental & Comparative Immunology 99: 103402.
14)
榊原(啓)教授、窄野教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Bioactive Compounds in Health and Disease誌に掲載されました。本論文では、マウスを用いた時間制限給餌試験を実施する際には、一般的な動物試験で用いられる4%脂質含有食ではなく10%脂質含有食を用いるべきであることを報告しました。
Matsuyama H, Tanaka W, Yokoyama D, Matsumoto S, Sano T, Yamashita T, Nishimura S, Sakono M, Sakakibara H (2020) Suitability of a 10% fat diet for use in time-restricted feeding experiments with C57BL/6 mice. Bioactive Compounds in Health and Disease 3: 55-65.
13)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Thrombosis Research誌に掲載されました。本論文では、夜間の光暴露が血液凝固機構を刺激し、その結果、血栓ができやすくなる可能性を動物モデルを用いて報告しました。
Yasuda TM, Watanabe Y, Hosono T, Seki T, Suzuki T, Sakakibara H, Shimoi K (2020) Nocturnal light exposure stimulates the cardiac fibrinolysis system and stress responses in C3H/He mice. Thrombosis Research 188: 79-81.
12)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Current Topics in Phytochemistry誌に掲載されました。本論文では、色の異なるトマトの葉と茎に含まれるフェノール酸やフラボノイド含量を比較測定し、その有効活用の可能性を示しました。
Friedman M, Kozukue N, Mizuno M, Sakakibara H, Choi S, Fujitake M, Land KM (2019) The analysis of the content of biologically active phenolic compounds, flavonoids, and glycoalkaloids in harvested red, yellow, and green tomatoes, tomato leaves, and tomato stems. Current Topics in Phytochemistry 15: 43-53.
11)
平野准教授(植物遺伝育種学研究室)らの研究成果が、Phycological Research誌に掲載されました。本論文では、重イオンビーム照射がワカメの配偶体に及ぼす影響を明らかにし、特徴的な突然変異体の選抜にも成功しました。今後のワカメにおける突然変異育種を推進する際に有用な知見が得られました。
Hirano T, Sato Y, Ichinose K, Yamada M, Hayashi Y, Fukunishi N, Abe T (2020) Mutant induction in gametophytes of Undaria pinnatifida (Phaeophyceae) by heavy ion beam irradiation. Phycological Research 68 (1): 63-69.
10)
國武教授(植物遺伝育種学研究室)らの研究成果が、Scientia Horticulturae誌に掲載されました。
Okada A, Kikuchi S, Hoshino Y, Kunitake H, Mimura M (2020) Phylogeny and trait variation of Japanese Rubus subgenus Ideaobatus. Scientia Horticulturae 264: 109150.
9)
國武教授(植物遺伝育種学研究室)らの研究成果が、Agronomy誌に掲載されました。
Nukaya T, Sudo M, Yahata M, Ohta T, Tominaga A, Mukai H, Yasuda K, Kunitake H (2019) The confirmation of a ploidy periclinal chimera of the Meiwa kumquat (Fortunella crassifolia Swingle) induced by colchicine treatment to nucellar embryos and its morphological characteristics. Agronomy 9: 562.
8)
山崎教授(食品機能化学研究室)らの研究成果が、European Journal of Pharmaceutical Sciences誌に掲載されました。本論文は難水溶性の食品成分であるCoQ10をペプチドに結合させることによって、ナノサイズの粒子として水系に安定に分散させることに成功した文献です。本研究は農工連携による成果であり、重点領域研究プロジェクト『農⼯連携による地域資源を原料とした経口キャリヤの開発』、『学部横断的細胞ベジクル研究拠点形成』関連の内容です。
Inada A, Oue T, Yamashita S, Yamasaki M, Oshima T, Matsuyama H (2019) Development of highly water-dispersible complexes between coenzyme Q10 and protein hydrolysates. European Journal of Pharmaceutical Sciences 136: 104936.
7)
山崎教授、西山准教授(食品機能化学研究室)らの研究成果が、Peer J誌に掲載されました。本論文は高用量ブルーベリー葉抽出物とアルコールの併用摂取がラットの肝機能に与える影響を評価したものです。ブルーベリー葉はエタノールによってもたらされる肝臓に対する悪影響に対しては、高用量でも影響を与えないことが示唆されました。本論文は博士課程の山崎くんが筆頭著者です。
Yamasaki K, Sugamoto K, Arakawa T, Nishiyama K, Yamasaki M (2019) Chronic intake of high-dose of blueberry leaf extract does not augment the harmful effects of ethanol in rats. Peer J e6989.
6)
山崎教授、西山准教授(食品機能化学研究室)らの研究成果が、Journal of The Brewing Society of Japan誌に掲載されました。本論文は焼酎粕発酵物がマウスの血中コレステロールと体脂肪を減少させることを明らかとしたものです。焼酎粕の機能性素材として利用するための重要な情報となりました。筆頭著者は博士課程の小境さん(社会人博士)です。
Kosakai T, Nobetsu R, Sho C, Kawano K, Iwai K, Takase Y, Nishiyama K, Yamasaki M (2019) Novel fermented products made from sweet potato-shochu distillery by-products reduces body fat and serum cholesterol in mice. Journal of The Brewing Society of Japan 14(5): 294-301.
5)
山崎教授、西山准教授(食品機能化学研究室國武教授(植物遺伝育種学研究室)らの研究成果が、Journal of Oleo Science誌に掲載されました。本論文はブルーベリー葉の抗肥満作用を示したもので、葉エキス中のポリフェノール画分においてその活性が高まることを示しています。筆頭著者は修士2年の藤井くんです。
Fujii K, Ota Y, Nishiyama K, Kunitake H, Yamasaki Y, Tari H, Araki K, Arakawa T, Yamasaki M (2019) Blueberry leaf polyphenols prevent body fat accumulation in mice fed high-fat, high-sucrose diet. Jounal of Oleo Science 68(5): 471-479.
4)
服部准教授(生物機能科学研究室)らの研究成果の一部をまとめた総説が、Polymers誌に掲載されました。本総説では、キトサンやヘパリンなどのポリマーを使用した医療材料の開発についての知見がまとめられています。
Ishihara M, Kishimoto S, Nakamura S, Sato Y, Hattori H (2019) Polyelectrolyte complexes of natural polymers and their biomedical applications. Polymers 11(4): 672.
3)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Journal of Toxicological Sciences誌に掲載されました。本論文では、ethlnitrosoureaの変異原性が暴露時間によって異なることをマウスモデルを用いて見出しました。
Itoh K, Masumori S, Mukai D, Sakakibara H, Yasuda M, Shimoi K (2019) Dosage time affects alkylating agents induced micronuclei in mouse peripheral blood reticulocytes through the function of erythropoietin. Journal of Toxicological Sciences 44(4): 273-282.
2)
河野准教授(免疫生物学研究室)、酒井教授、引間准教授(食品衛生・免疫学研究室)らの研究成果が、International Immunopharmacology誌に掲載されました。本論文では、魚類の腫瘍壊死因子(TNF)-α遺伝子の発現に概日リズムが存在すること、さらにその制御には時計遺伝子群が関与することを明らかにしました。
Onoue T, Nishi G, Hikima J, Sakai M, Kono T (2019) Circadian oscillation of TNF-α gene expression regulated by clock gene, BMAL1 and CLOCK1, in the Japanese medaka (Oryzias latipes). International Immunopharmacology 70: 362-371.
1)
酒井教授、引間准教授(食品衛生・免疫学研究室)および河野准教授(免疫生物学研究室)らの研究成果が、Fish and Shellfish Immunology誌に掲載されました。本研究では、魚病細菌であるEdwardsiella tardaが持っているフラジェリンタンパク質において、Toll様受容体5を活性化するためのアミノ酸(アスパラギン)が他のものに置換されていることで、IL-1β遺伝子の発現が強く誘導されないことを見出しました。
Morimoto N, Kondo M, Kono T, Sakai M, Hikima J (2019) Nonconservation of TLR5 activation site in Edwardsiella tarda flagellin decreases expression of interleukin-1β and NF-κB genes in Japanese flounder, Paralichthys olivaceus. Fish and Shellfish Immunology 87: 765-771.

2018年度

22)
引間准教授(食品衛生・免疫学研究室)らの総説が、Advances in Comparative ImmunologyというSpringer出版社の本に掲載されました。脊椎動物から無脊椎動物まで全ての比較免疫学における学術的知見をまとめた本で、引間准教授らは、魚類免疫学全般についてのセクションを分担執筆しました。
Nakanishi T, Hikima J, Yada T (2018) Osteichthyes: Immune systems of teleosts (Actinopterygii). Edwin L. Cooper (Ed.) Advances in Comparative Immunology. Springer, New York, pp.687-749.
21)
榊原(啓)教授、窄野教授(栄養化学研究室)、國武教授(植物遺伝育種学研究室らの研究成果が、Toxicology Reports誌に掲載されました。本論文では、宮崎県産のブルーベリー葉(くにさと35号)の安全性評価(90日間反復経口投与試験)を行いました。その結果、NOAELは2,500 mg/kg体重であることを報告しています。
Tanaka W, Yokoyama D, Matsuura Y, Nozaki M, Hirozawa N, Kunitake H, Sakono M, Sakakibara H (2019) Subchronic toxicityevaluation of leaves from rabbiteye blueberry (Vaccinium virgatum Aiton) in rats. Toxicology Reports.
20)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Journal of Affective Disorders誌に掲載されました。本論文では、血清中のIL-6の濃度とLDLコレステロールの酸化率がうつ状態と関係していることを見出しました。今後、うつ状態を示唆できるバイオマーカーとしての可能性を追求していくことになります。
Tsuboi H, Sakakibara H, Tatsumi A, Yamakawa-Kobayashi K, Matsunaga M, Kaneko H, Shimoi K (2019) Serum IL-6 levels and oxidation rate of LDL cholesterol were related to depressive symptoms independent of omega-3 fatty acids among female hospital and nursing home workers in Japan. Journal of Affective Disorders 249: 385-393.
19)
國武教授(植物遺伝育種学研究室)が著者として参加した書籍が刊行されました。
Yahata M, Kunitake H (2019) Flowering and Fruiting Haploid and Doubled Haploid Pummelos (Chapter 6). Citrus - Health Benefits and Production Technology (Ed. Muhammad Sajid) IntechOpen p.95-113.
18)
佐伯教授(土壌肥料学研究室)が著者として参加した書籍が刊行されました。国内の錚々たる土壌微生物学研究者が執筆し、充実した内容となっています。
土壌微生物学 (2018) 豊田剛己(編)朝倉書店 ISBN: 978-4-254-43571-9
第6章 有用微生物I-窒素固定細菌- p.51-74 佐伯雄一
17)
平野准教授(植物遺伝育種学研究室)らの研究成果の一部をまとめた総説が、Cytologia 誌に掲載されました。重イオンビーム照射による染色体再編成の誘発についてまとめられています。重イオンビーム照射とゲノム編集による染色体再編成誘発の今後の展開についても概説しています。
Kazama Y, Hirano T, Abe T, Matsunaga S (2018) Chromosomal rearrangement: From induction by heavy-ion irradiation to in vivo engineering by genome editing. Cytologia 83: 125-128.
16)
平野准教授(植物遺伝育種学研究室)らの研究成果が、International Journal of Radiation Biology 誌に掲載されました。本研究では、アカパンカビにおけるDNA二本鎖切断修復突然変異体を用いることで、X線と重イオンビーム照射の物理的な特性とDNA損傷機構の関係が明らかとなりました。
Ma L, Kazama Y, Hirano T, Morita R, Tanaka S, Abe T, Hatakeyama S (2018) LET dependence on killing effect and mutagenicity in the model filamentous fungus Neurospora crassa. International Journal of Radiation Biology 94: 1125-1133.
15)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)が著者・編者として参加した教科書が刊行されました。大学で食品化学を学ぶ学生に知ってほしい内容を詰め込んだ教科書となっています。
中村宜督・榊原啓之・室田佳恵子(著・編)エッセンシャル食品化学 (2018) 講談社 ISBN: 978-4-06-513341-5
14)
服部准教授(生物機能科学研究室)らの研究成果の一部をまとめた総説が、Bio-Medical Materials and Engineering誌に掲載されました。脂肪組織由来間質細胞は、脂肪細胞、骨芽細胞、軟骨細胞、線維芽細胞などに分化する多分化能を有します。本総説では、これまでに開発してきた細胞キャリア(バイオマテリアル)に焦点を置き、脂肪組織由来間質細胞を使用した再生医療の可能性についての知見がまとめられています。
Ishihara M, Kishimoto S, Nakamura S, Fukuda K, Sato Y, Hattori H (2018) Biomaterials as cell carriers for augmentation of adipose tissue-derived stromal cell transplantation. Bio-Medical Materials and Engineering 29(5): 567-585.
13)
佐伯教授、山本准教授(土壌肥料学研究室)らの研究成果が、Heliyon誌に掲載されました。本論文では、フィリピンの土着ダイズ根粒菌の遺伝的多様性や分布が、土壌の湛水期間や様々な土壌特性の違いによりもたらされることを分子生態学的手法により明らかにしました。
Mason MLT, Baby TLC, Yamamoto A, Saeki Y (2018) Influence of flooding and soil properties on the genetic diversity and distribution of indigenous soybean-nodulating bradyrhizobia in the Philippines. Heliyon 4: e00921.
12)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Behavioral Sciences誌に掲載されました。本論文では、血清中のIL-17A濃度がうつ症状の程度と相関することを見出しました。
Tsuboi H, Sakakibara H, Minamida Y, Tsujiguchi H, Matsunaga M, Hara A, Nakamura H (2018) Elevated levels of serum IL-17A in community-dwelling women with higher depressive symptoms. Behavioral Sciences 8: 102.
11)
窄野教授、榊原(啓)教授(栄養化学研究室)、國武教授(植物遺伝育種学研究室)らの研究成果が、Functional Foods in Health & Disease誌に掲載されました。本論文では、宮崎県産のブルーベリー葉と茎の熱水抽出物の日常的な摂取によって、肝臓中の脂質量が低下することを動物モデルを用いて見出しました。
Matsuura Y, Sakakibara H, Kawaguchi M, Murayama E, Yokoyama D, Yukizaki C, Kunitake H, Sakono M (2018) Effects of blueberry leaf and stem extracts on hepatic lipid levels in rats consuming a high-sucrose diet. Functional Foods in Health & Disease 8(9): 447-461.
10)
河原教授、仲西准教授(畜産食品化学研究室)らの研究成果が、Asian-Australasian Journal of Animal Sciences誌に掲載されます。オートファジーは細胞内タンパク質のバルク分解機構であり、骨格筋の成長や機能に重要な役割を担っています。本研究では、黒毛和種の成長に伴い、オートファジー関連遺伝子の発現が増加することが示されています。
Nakanishi T, Tokunaga T, Ishida T, Kobayashi I, Katahama Y, Yano A, Erickson L, Kawahara S (2018) Changes in expression of the autophagy-related genes MAP1LC3B and ATG7 in skeletal muscle of fattening Japanese Black cattle: a pilot study. Asian-Australasian Journal of Animal Sciences. in press. doi: 10.5713/ajas.18.0370.
9)
仲西准教授(畜産食品化学研究室)らの研究成果が、International Immunopharmacology誌に掲載されました。本論文では、腎臓移植時の拒絶反応が新規JAK阻害剤AS2553627によって抑制されることが示されています。
Nakamura K, Oshima S, Maeda M, Morio H, Fukahori H, Nakanishi T, Tsujimoto S, Hirose J, Noto T, Hamakawa N, Inami M, Morokata T (2018) Replacement of mycophenolate mofetil with a JAK inhibitor, AS2553627, in combination with low-dose tacrolimus, for renal allograft rejection in non-human primates. International Immunopharmacology 64: 201-207.
8)
榊原(啓)教授、窄野教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Functional Foods in Health & Disease誌に掲載されました。本論文では、水溶性を高めたケルセチン配糖体であるαグルコシルルチンの日常的な摂取が、食事誘発性肥満を抑制すること、その抑制機構の一つが消化管からのGIP分泌の抑制であることを明らかにしました。
Yokoyama D, Tanaka W, Hashizume Y, Tandia M, Sakono M, Shimoi K, Sakakibara H (2018) Daily consumption of monoglucosyl rutin prevents high-fat diet-induced obesity by suppressing gastric inhibitory polypeptide secretion in mice. Functional Foods in Health & Disease 8(7): 353-371.
7)
榊原(啓)教授、窄野教授(栄養化学研究室)らの研究成果が、Journal of Agricultural and Food Chemistry誌に掲載されました。本論文では、ビルベリーに豊富に含まれているアントシアニンの吸収量が日常的に摂取し続けることで高まること、摂取する時間帯で吸収パターンが異なることを明らかにしました。
Nohara C, Yokoyama D, Tanaka W, Sogon T, Sakono M, Sakakibara H (2018) Daily consumption of bilberry (Vaccinium myrtillus L.) extracts increases the absorption rate of anthocyanins in rats. Journal of Agricultural and Food Chemistry doi: 10.1021/acs.jafc.8b02404.
6)
佐伯教授、山本准教授(土壌肥料学研究室)らの研究成果の一部をまとめた解説が、『アグロバイオ』誌に掲載されました。現在研究室で取り組んでいるダイズ根粒菌の群集構造をコントロールする土壌管理技術の今後の展望について紹介されています。
佐伯雄一・山本昭洋 (2018) ダイズ根粒菌生態研究から環境保全型ダイズ生産技術へ アグリバイオ 2(7): 92-95.
5)
河原教授、仲西准教授(畜産食品化学研究室)、江藤准教授(生物機能科学研究室)らの研究成果が、Lipids in Health and Disease誌に掲載されました。フィタン酸は分岐鎖脂肪酸の一種であり、牛乳や牛肉などの畜産物に含まれる機能性脂質として近年注目を集めています。本論文では、フィタン酸の免疫調節作用やそのメカニズムの一端を明らかにしました。
Nakanishi T, Motoba I, Anraku M, Suzuki R, Yamaguchi Y, Erickson L, Eto N, Sugamoto K, Matsushita Y, Kawahara S (2018) Naturally occurring 3RS, 7R, 11R-phytanic acid suppresses in vitro T-cell production of interferon-gamma. Lipids in Health and Disease 17: 147.
4)
河原教授(畜産食品化学研究室)と山崎教授(食品機能化学研究室)が執筆者として参加した著書が刊行されました。
食品機能性脂質の基礎と応用 (2018) 池田郁男(監修)シーエムシー出版
第1章 食品:3『畜産食品に含まれる機能性脂肪酸』p22-31 河原聡
第2章 脂肪酸:5『共役脂肪酸の機能性』p69-75 山崎正夫
3)
山崎教授、西山准教授(食品機能化学研究室)らの研究成果が、Biochemistry and Biophysics Reports誌に掲載されました。ブルーベリー葉の血糖上昇抑制作用はこれまで報告していましたが、本論文では筋肉細胞がブルーベリー葉のターゲットになる可能性を示しています。糖尿病患者ではしばしばインスリンが筋肉に作用しにくい『インスリン抵抗性』を生じていますが、本論文ではブルーベリー葉がインスリン抵抗性を改善することを細胞レベルで示しています。
Yamasaki M, Hamada K, Fujii K, Nishiyama K, Yamasaki Y, Tari H, Araki K, Arakawa T (2018) Vaccinium ashei leaves extract alleviates insulin resistance via AMPK independent pathway in C2C12 myotube model. Biochemistry and Biophysics Reports 14: 182-187.
2)
服部准教授(生物機能科学研究室)らの研究成果の一部をまとめた総説が、Polymers誌に掲載されました。本総説では、キトサンを主原料として開発された胃・食道がんの内視鏡治療のための粘膜下注入材についての知見がまとめられています。
Hattori H, Ishihara M (2018) Development of mucoadhesive chitosan derivatives for use as submucosal injections. Polymers 10(4): 410.
1)
榊原(啓)教授(栄養化学研究室)が分担執筆者として参加した著書が刊行されました。今後、食品化学のテキストとしての利用を考えているそうです。
榊原啓之 (2018) 「香気・におい成分」 Visural栄養学テキスト 食べ物と健康I 食品学総論 食品の成分と機能 寺尾純二・村上明(編集)中山書店  pp. 90-95.
      

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