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第11回 宮崎アカデミックカフェ(通称MAC)が開催されました

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 1月25日、「宮崎アカデミックカフェ(通称MAC)」がS115農学部カフェで行われました。MACとは、様々な研究テーマを分野の垣根を越えて気軽にディスカッションするイベントです。第11回はフィールド科学教育研究センターの山岸先生に、森の土がどのように流れるかについてお話し頂きました。森林内に落ち葉があることで雨から土壌が保護され、土壌劣化を防ぐことにつながるそうです。いかに落ち葉を作るか、針葉樹と広葉樹の配置や傾斜との関係についても話が盛り上がりました。

【スピーカーの感想】
第11回は山岸(フィールド科学教育研究センター)が、「表土保全に配慮した森林施業」というテーマで、ヒノキ人工林における表土保全上の問題点を説明するとともに、間伐時の低木層保残や広葉樹林による表土保全効果に関して研究成果を発表しました。
研究内容の問題点のご指摘や、森林に対する先入観のない斬新なご質問やご意見を頂戴し、大変有意義な時間を過ごすことができました。中でも、近年目にすることの多くなった山に設置されたソーラーパネルの森林生態系への影響については、とりわけ議論が白熱しました。
ご参加の皆様、どうもありがとうございました。

MACは毎月第2金曜の17時から開催されます。既成概念にとらわれない新たな視点でのディスカッションが、互いの研究のブレイクスルーにつながるかもしれません。

次回は、2月8日(金)17時から獣医学科の園田先生にお話し頂く予定です。

農学部カフェが分野の垣根を越えた交流の場として活用され、新たな研究や社会展開を創出する場になることが期待されます。


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