概要
宮崎大学畜産別科は、地域社会における指導者的立場となりうる農業後継者の育成を目標として文部省(現:文部科学省)によって設置されました。
1年間の修学期間内に、全寮制による充実した実習教育と、宮崎大学教員スタッフによる高度な学科教育とを両立させており、所定の単位を修得し修業試験に合格した学生には、本人の申請により家畜人工授精師(牛)の資格が与えられます。
平成21年度の畜産別科改組により、学科教育ならびに実習教育がより充実したものになりました。
畜産別科のアドミッション・ポリシー
畜産別科は、畜産関係機関の技術者として、また地域農業の担い手として活躍できる人材の育成を目指して、より実践的な教育を行っています。
したがって、別科では次のような人を求めています。
- 家畜(動物)が好きな人
- 実際の生産現場に関心を持っている人
- 畜産を通して地域農業の発展に貢献したい人
学科教育
畜産別科では宮崎大学農学部の教員スタッフによる高度な学科教育を行なっています。
各教員についての詳細はこちらより検索できます→研究者データベース
学科科目
- 畜産概論 【担当教官】 入江教授
- 家畜遺伝育種 【担当教官】 石田准教授
- 家畜飼養 【担当教官】 高橋助教
- 家畜管理 【担当教官】 長谷川教授
- 家畜解剖 【担当教官】 保田准教授
- 家畜繁殖 【担当教官】 芦澤教授
- 家畜人工授精 【担当教官】 續木准教授
- 家畜疾病 【担当教官】 堀井教授
- 草地資源管理 ・利用 【担当教官】 平田教授 ・飛佐准教授 ・新美助教
- 飼料作物 【担当教官】 石井教授 ・井戸田助教 ・権藤助教
- 畜産経営 【担当教官】 山本(直)教授
- 農業機械 【担当教官】 福山教授
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実習教育
畜産別科の実習教育を支えているのは宮崎大学農学部附属フィールド科学教育研究センター住吉フィールド(牧場)の広大な圃場と家畜(乳用牛・肉用牛)です。
修了までに実践的な技術・知識を得ることができます。
実習科目
- 牧場実習 I・II 【担当教官】 福山教授 ・小林助教
- 乳牛管理実習 森田教授 ・小林助教
- 肉用牛管理実習 入江教授 ・小林助教 ・藤代助教
- 草地飼料作物管理実習 福山教授 ・新美助教 ・井戸田助教 ・権藤助教
- 家畜人工授精実習 小林助教
- 家畜解剖実習 小林助教
- 家畜衛生実習 小林助教
- 畜産製造実習 小林助教
- 畜産情報処理演習 福山教授 ・小林助教 ・藤代助教
- 先進農家実習 福山教授 ・小林助教
- 市場動態実習 福山教授 ・小林助教
- 畜産関連施設見学実習 福山教授 ・小林助教
- 家畜登録実習 小林助教
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畜産経営特別演習
畜産別科の1年間のまとめとして、畜産経営に関与する課題研究を行い、演習論文を作成します。
農学部・牧場スタッフの指導の下、自ら課題を設定し、解決する能力を養います。
畜産経営特別演習は以下の4分野から1つを選択履修します。
- 肉用牛繁殖経営演習
- 肉用牛肥育経営演習
- 酪農経営演習
- 草地生産演習
これまでの演習論文の例
- 離乳後の子牛への代用乳給与による離乳ストレスの軽減について
- 乳用牛群能力検定事業の成績から見たA牧場の現状と問題点
- 木炭と木酢液の飼料添加物が黒毛和種肥育牛に与える効果について
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宿泊施設
住吉フィールドには、宿泊施設があり、希望者は寮として使用することができます(要相談)
・居室・・・個室(12〜13u/約6畳)
・食堂、風呂、トイレ、洗濯機、洗面室・・・共用
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学生の身分
在学中の身分は宮崎大学の学生として扱われます。
在学中の事故等への補償、保健管理サービスなどを受けられるほか、成績優秀者は授業料免除の申請も可能です。
修了後の進路
別科修了後の学生の多くは農業後継者として自宅の経営に携わるほか、修学期間内に得た知識や経験を生かし、家畜人工授精師や農協などで技術者として地域社会に貢献しています。
学生募集に関する情報