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女性研究者奨励賞

2011/03/25

女性研究者奨励賞 平成22年度 稲田真理さん

平成21年度女性研究者奨励賞採択者レポート


「女性研究者奨励賞」の表彰者よりお話をうかがいましたのでご紹介いたします。

宮崎大学宮崎大学大学院 農学研究科 水産科学専攻 修士2年 稲田真理さん

略歴を教えてください。


2003年3月 滋賀県立膳所高等学校卒業
2004年4月 宮崎大学農学部生物環境科学科入学
2008年3月 宮崎大学農学部生物環境科学科卒業
2008年4月-2009年3月 宮崎大学農学部 研究生,宮崎県立本庄高等学校非常勤講師
2009年4月 宮崎大学大学院農学研究科水産科学専攻入学

研究内容をおしえてください。


エビ類の免疫機構に関する研究を行なっています。現在、エビ類の養殖は、東南アジアをはじめ世界中で盛んに行なわれています。養殖事業の拡大とともに細菌やウイルス性の疾病が数多く発生し、疾病発生の原因の一つに、高密度飼育によるストレスがエビ類の免疫力を低下させることが挙げられます。エビ類では自然免疫が生体防御能の中心的役割を果たしており、自然免疫機能である殺菌・殺ウイルス能は特に重要です。そこで殺菌・殺ウイルス能をもつフリーラジカルに着目し、活性窒素種および活性酸素種を生成する遺伝子群の存在をエビ類で初めて明らかにしました。本研究で得られた結果は、エビ類の生体防御機構の解明を進めるための重要な知見になると考えられます。

進路選択や現在の研究に携わるようになったきっかけは何ですか?


進路選択や現在の研究に携わるようになったきっかけは、未だ解明されていない現象や問題などを様々な視点から捉え、解明、解決または改善の糸口を探ることに対する“興味”と、研究を続けることを可能にする“環境”です。特に、後者の“環境”にはとても恵まれました。生活費・学費の資金源である奨学金の貸与をはじめ、幅広い知識と高い指導力をもって熱心に指導して下さる担当教官の先生、優秀な先輩や共同研究先の研究室の先生方、研究費助成や国際学会派遣のチャンスを何度も与えて下さった清花Athenaサポート室の先生やスタッフの皆様には本当に感謝しています。

研究のやりがいと今後の目標は?


自分の知識や技術で未解明な事柄を明らかにした時に、研究のやりがいを感じます。
今後の目標について、最初は「研究のできる研究者」になることが目標です。次は、「社会貢献のできる研究者」になることを目標に研究活動を行ないたいと思います。高等学校の非常勤講師時代に培った「自分の意見を人にわかりやすく伝える技術」と、「研究のできる研究者」を目指す際に得られる知識、技術、経験を生かして、将来、研究者を目指す者の支えになることができれば幸いです。目標に少しでも近づけるよう、日々努力したいと思います。

女性研究者奨励賞受賞の感想をお願いします。


この度は、女性研究者奨励賞を授与いただき、誠にありがとうございました。今まで努力してきたことがこのような形で認められ、大変嬉しく思います。2011年4月から日本学術振興会の特別研究員に採用されることが決定し、博士課程への進学に意欲を燃やしていたところでしたので、今回の受賞を機により一層、研究に励みたいと思います。今回の受賞は、指導して下さった先生方や清花Athenaサポート室の先生やスタッフの皆様のご支援があったからこそと思っており、厚くお礼を申し上げます。
前列左から2番目がご本人です。

前列左から2番目がご本人です。