H29年12月18日 <社会貢献> 平成29年度公募型卒業研究 「かんしょ類の低温条件下における活性酸素消去系の解析」


平成29年度公募型卒業研究

「かんしょ類の低温条件下における活性酸素消去系の解析」

   

 

 

 

 

 

 

平成29年度公募型卒業研究として、農学部植物生産環境科学科の中村昂平さん4年生が取り組んでいる「かんしょ類の低温条件下における活性酸素消去系の解析」についてご紹介いたします。

これは宮崎県串間市と連携した研究で、今回の中村さんの研究は4年目となります。

代々引き継がれていく先輩の研究を基に、また新しい段階へとレベルアップしております。

中村さんが行っているのは、かんしょの葉を低温にさらすことで、葉にどのような反応が出てくるのかを調査する研究です。

かんしょの葉を1枚ずつ専用の冷蔵庫にて栽培し、温度の変化や冷蔵庫での滞在時間を変えながら比較します。また、それらに光を加えた場合とそうでない場合のダメージ具合も調査しています。葉が目視で確認できる程度のダメージを受けた時点で調査をするので、こまめに葉の状態を確認する必要がある大変な研究となります。

中村さんの研究も、引き続き後輩たちに託しながら来年以降も継続されるとのことです。最終的に、低温に強いかんしょが開発されることができれば、東南アジアへの輸出などが可能となり、串間市のかんしょ農家さんの直接的なプラスとなります。

このように、地域活性化の具体的なゴールを目指して研究を続けている学生がいる事を、是非地域の皆さんにも知って頂きたいと思います。

 

<写真の説明>

①冬場にかんしょを育てている温室です。夏場は圃場から頂いていますが、冬場は寒さに弱いため、温室で管理しています。

②左から2,3番目が低温と光で処理した葉です。葉の色が若干青くなっています。昨年までの先行研究の結果もふまえ、これを抗酸化物質であるアントシアニンの蓄積によるものと予想、測定し、実際に、アントシアニン含量の増加を確認しました。

③温室内のかんしょです。