宮崎大学
ニュースリリース

バングラデシュからのIT人材の文化・精神面を支援

2019年02月22日 掲載

平成31年2月より、宮崎大学まちなかキャンパス(宮崎市若草通りアーケード内)を毎週金曜日午後に1時間程度、宮崎市中心部のIT企業に勤務するバングラデシュ出身のICTエンジニアに礼拝スペースとして会場を提供している。

宮崎大学では、平成29年度より国際協力機構(JICA)、宮崎市並びに地域のIT企業と連携した、バングラデシュの海外協定先で日本語を学んだIT分野の学生を留学生として受け入れ、宮崎市内のIT企業でのインターンシップを経て就職する短期留学プログラムを実施してきた。

平成30年4月から現在(平成31年2月1日)までに、16名が同プログラムを修了して宮崎県内に就職。うち、宮崎市内のIT企業には13名が就職しており、今後も地域ニーズに従い増える見込みである。

バングラデシュ人の多くはイスラーム教徒であり、日常の生活習慣もこれに根差している。今回の取組は、日本で生活するバングラデシュ人らが適応しやすい生活環境を整えるために、まちなかキャンパスを礼拝スペースとして提供するもので、以前から宮崎市内に住むイスラーム教徒住民の参加もあり、交流の場ともなりつつある。

宮崎大学では、こうした支援を通じて、新住民(外国人労働者等)と地域住民の間で互いの生活の「見える化」を行い、相互の文化理解を深めて地域社会の安定に貢献していくこととしている。

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まちなかキャンパスでの礼拝の様子

20190221_02_01.jpgイスラーム文化研究交流棟(木花キャンパス)

20190221_03_01.jpg礼拝の様子

B-JETプログラム;http://bjet.org/jp/

国際協力機構 (JICA) が政府開発援助 (ODA) の技術支援の一環として、バングラデシュ・コンピューター評議会 (Bangladesh Computer Council; BCC) と協働で、平成29年11月に首都ダッカで開始された。宮崎大学は日本語教師を派遣し、プログラムの運営に協力している。2018年は約100名が入校し、3ヶ月の研修を修了。修了生の一部が宮崎大学で短期留学生として日本語・日本文化を学んだ後、宮崎市内をはじめとする日本企業でのインターンシップ等を経て就職している。

宮崎大学イスラーム文化研究交流棟

平成26年6月6日に宮崎大学木花キャンパス内に設置。
在籍する外国人留学生のうち4割程度をイスラーム圏からの外国人留学生が占めており、文化的側面から人権を守り、安心して学業に専念してもらうことを目的としている。

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