2023年5月18日(木)、英字雑誌「Forbes ASIA」(出版社:Forbes Media Asia Pte Ltd)は、2023年で第8回目となる「30 UNDER 30 ASIA」を発表し、宮崎大学発ベンチャー企業である株式会社Smolt代表取締役社長の上野賢さん(宮崎大学大学院農学工学総合研究科3年)が、「INDUSTRY, MANUFACTURING & ENERGY」部門で選出されました。
「30 UNDER 30 ASIA」は、世界にポジティブな変化をもたらし、イノベーションを推進しているアジア太平洋地域の30歳未満の若手起業家やアーティスト、アスリートらを対象に、テクノロジーや金融、ヘルスケア、アート、エンタメおよびスポーツなどの10部門からそれぞれ30名の受賞者を選出しています。2023年は、KポップのLe SserafimとNewJeansやタイの俳優のメータウィン・オーパッイアムカジョーン、韓国のコンテンツクリエイターのWonjeong Seoらが選ばれるなど、日本でも有名な若手が選出されていて、今回上野さんが選出されることは宮崎大学の学生では初めてのことであり、快挙です。
Smoltでは、希少な純国産のサーモンの資源量が年々減少している中で、自然に負荷をかけない山と海を往復する独自の養殖技術をベースに優れた家系の選抜を行い、日本固有種のサーモン(鮭)である桜鱒と、その魚卵であるいくらを完全養殖により生産しています。これにより、天然資源に頼ることなく、海の豊かさを守り、おいしい日本の魚食文化を100年先も楽しめる未来の実現を目指していて、STI for SDGsアワードの科学技術振興機構理事長賞を受賞したこともあります。