宮崎大学
ニュースリリース

農学工学総合研究科3年の上野さんが Forbes "30 UNDER 30 ASIA"に選出!

2023年05月22日 掲載

2023年5月18日(木)、英字雑誌「Forbes ASIA」(出版社:Forbes Media Asia Pte Ltd)は、2023年で第8回目となる「30 UNDER 30 ASIA」を発表し、宮崎大学発ベンチャー企業である株式会社Smolt代表取締役社長の上野賢さん(宮崎大学大学院農学工学総合研究科3年)が、「INDUSTRY, MANUFACTURING & ENERGY」部門で選出されました。

30 UNDER 30 ASIA」は、世界にポジティブな変化をもたらし、イノベーションを推進しているアジア太平洋地域の30歳未満の若手起業家やアーティスト、アスリートらを対象に、テクノロジーや金融、ヘルスケア、アート、エンタメおよびスポーツなどの10部門からそれぞれ30名の受賞者を選出しています。2023年は、KポップのLe SserafimNewJeansやタイの俳優のメータウィン・オーパッイアムカジョーン、韓国のコンテンツクリエイターのWonjeong Seoらが選ばれるなど、日本でも有名な若手が選出されていて、今回上野さんが選出されることは宮崎大学の学生では初めてのことであり、快挙です。

s-★DSC_0145.jpg

△ 「つきみいくら®」がANA国際線ファーストクラスで提供開始される際に記者会見を行う上野さん

上野さんが代表取締役社長を務める株式会社Smoltが生産する「つきみいくら®」は、ANA国際線ファーストクラス機内食でも提供されるなど、全国的にも注目を集めています。「つきみいくら®」とは、Smoltが生産する桜鱒(さくらます)からとれる⻩金のいくらです。桜鱒とは冷たい淡水の河川に住む山女(やまめ)が海や湖に降り大型化したものの呼称で、日本固有の鮭の仲間であり、自然界では数が少なく、幻の魚とも言われています。

Smoltでは、希少な純国産のサーモンの資源量が年々減少している中で、自然に負荷をかけない山と海を往復する独自の養殖技術をベースに優れた家系の選抜を行い、日本固有種のサーモン(鮭)である桜鱒と、その魚卵であるいくらを完全養殖により生産しています。これにより、天然資源に頼ることなく、海の豊かさを守り、おいしい日本の魚食文化を100年先も楽しめる未来の実現を目指していて、STI for SDGsアワードの科学技術振興機構理事長賞を受賞したこともあります。

アジアからも注目を集める上野さんの更なる活躍が期待されます。

〇関連トピックス

▼「つきみいくら®」がANA国際線ファーストクラスで提供開始(2022.11.30)
 https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/smolt-ana.html

▼「株式会社Smolt(スモルト)」が 約6,500万円を資金調達(2022.9.16)
 http://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/notice-info/smolt-6500.html

▼「株式会社Smolt」が"STI for SDGsアワード最高賞"受賞を宮崎大学長に報告 (2022.2.8)
  http://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/smolt-sti-for-sdgs-1.html


▼宮崎大学と「株式会社Smolt(スモルト)」の取組が STI for SDGsアワードの科学技術振興機構理事長賞を受賞 ~サクラマス循環養殖による温暖化対応種の開発とイクラの持続的生産~
 https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/smolt-sti-for-sdgs.html


▼宮崎大学初の学生発ベンチャー企業「株式会社Smolt」が記者会見を実施(2019.12.19)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/student-info/smolt.html

Get ADOBE READER

PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。
Adobe Readerは Adobe Readerのダウンロードページよりダウンロードできます。

文字サイズ 標準 拡大


PAGE TOP

宮崎大学
MENU CLOSECLOSE