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工学部概要

学部長メッセージ


 工学部長 横田光広

 2011年3月の東日本大震災や2016年4月の熊本地震などの大規模災害が発生しています。双方の地域では、未だに多くの人々が不便な生活を強いられています。また、地球温暖化が原因と考えられる気象現象の変化により大規模な自然災害も発生しています。発生メカニズムの解明や避難誘導方法の開発などに取り組むため、これまでに蓄積している人間の英知を結集しなければいけません。21世紀は、新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す知識基盤社会の時代であると言われています。特に、イノベーションの創造、グローバル化への対応、チーム力の強化などが求められています。
 宮崎大学工学部では、知識基盤社会の中でたくましく生き抜き、21世紀の地球環境と共生できる科学技術の創造と、それを担う人間性豊かな人材の育成を目的として、環境応用化学科、社会環境システム工学科、環境ロボティクス学科、機械設計システム工学科、電子物理工学科、電気システム工学科、情報システム工学科の7学科と工学部基礎教育センター、工学部国際教育センター、環境・エネルギー工学研究センターの3センター体制をとっています。
 工学部の7学科では、必要な基礎及び専門知識と実践能力を身につけた自立した工学技術者を養成する専門教育プログラムを構築しています。高度な課題への探究力を高めるために、自らが能動的に課題に取り組む課題探究型授業(アクティブラーニング)を採りいれた実践型の技術者教育も多く実施するなど常に教育改善に取り組み、日本技術者教育認定機構(JABEE)からの認定を受けた教育プログラムとして、技術者教育の質が保証されています。
 多様な要請に応え得る「未来の」工学技術者には、専門知識だけでない幅広い能力が必要です。工学部基礎教育センターでは、工学部学生が専門教育を受ける際に必要な数学、物理、化学といった共通基礎学力の向上を組織的に行うとともに、基礎学力が十分でないと考えられる学生には補習授業等を行っています。
 宮崎大学未来Visionの1つにグローバルキャンパスの構築が掲げられており、工学部国際教育センターを中心として、TOEIC講座を開講するなど、2年生までに全員がTOEICを受験し、自分自身で達成度が確認できる仕組みを構築しています。また、グローバルで相互的な人材養成・交流を目指して、宮崎県やJICAなどとも連携した国際連携教育を実施するとともに、アジアの砒素汚染や地盤の重金属汚染対策事業に参画しています。
 研究面では環境・エネルギー工学研究センターを中心に、地域の特徴を活かした太陽光発電・太陽熱利用、環境保全、農林畜水産物の廃棄物の有効利用・リサイクル利用等の農工連携分野やロコモティブシンドロームの評価計測、肢体不自由者の生活の質向上、東九州メディカルバレー構想に対応した医療産業支援などの医工連携分野に組織的に取り組み、地球に優しい社会・環境づくりを目標に様々な課題に取り組んでいます。
 大学院工学研究科修士課程は平成28年度に改組を行い、幅広い知識の涵養とグローバル化に対応できる学生を育成するために、研究科全体を1専攻とし、隣接する専門分野に跨る3つの融合コースに再編しました。この編成では、境界領域や融合領域に弾力的に教育プログラムを構築できる利点を持っています。さらに、より深化した学問を究めるため、農学工学総合研究科博士後期課程では農学と工学の連携・融合した広範な知識に基づいた総合的判断力を有する専門技術者、研究者を養成するプログラムを提供しています。
 本学部は宮崎大学のスローガンである「世界を視野に地域から始めよう」を実践する地域唯一の工学系の教育研究拠点として、教育・研究・社会貢献(地域貢献、国際貢献)を柱として、基盤産業の発展と地域の活性化に努めています。


〒889-2192 宮崎県宮崎市学園木花台西1-1 電話 0985-58-2871 (総務係)

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