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北野 裕子博士研究員 (H29.9~琉球大学熱帯生物研究センター西表研究施設へ博士研究員)

2012.2.11

 

 

 

 

 

1.略歴
学歴
 平成18年3月 奈良女子大学理学部生物科学科 卒業
 平成19年3月 京都大学フィールド科学教育研究センター 研究生終了
 平成21年3月 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻 修士課程修了
 平成26年3月 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻
                            博士後期課程学位取得修了
学位
 平成26年3月取得: 博士(理学) 京都大学
職歴
 平成26年4月 宮崎大学テニュアトラック推進機構 安田研究室研究員
 平成29年9月 琉球大学熱帯生物研究センター西表研究施設 博士研究員

2.研究内容紹介

イシサンゴ(装飾品になる珊瑚ではなく、サンゴ礁をつくるサンゴの仲間)の研究をしています。スキューバダイビングで調査を行うこともあります。

 I. イシサンゴ類の集団遺伝解析(安田研究室での研究)

イシサンゴのうちのハナヤサイサンゴ属を対象に、集団と集団との間の遺伝的な関係(海流に乗って子の行き来はあるのか?他の集団とは遺伝的に隔離されている集団はいるか?…など)や、水温上昇に伴う分布域の拡大はあるのか?といった事を調べています。

写真: 沖縄県小浜島のハナヤサイサンゴ

 

II. イシサンゴ類の分子系統解析と形態分類(学生時代からの研究)

イシサンゴの中でも特にキサンゴ科とハマサンゴ科に注目して研究を行っています。これらのサンゴは、何種類いるのか?どのように子孫を残していっているのか?など分かっていないことがまだまだたくさん残っています。

写真左: キサンゴ科の仲間(イボヤギとナンヨウイボヤギ)

写真右: ハマサンゴ科の仲間(コモチハナガササンゴ)

3.研究業績

原著論文(査読あり)

Yuko F. Kitano, Satoshi Nagai, Mitsuhiro, Ueno, and Nina Ysuda (2015) Most Pocillopora damicornis around Yaeyama Islands are Pocillopora acuta according to mitochondrial ORF sequences. Galaxea, Journal of Coral Reef Studies 17(1), 21-22.

 Yuta Saito, Mitsuhiro Ueno, Yuko F. Kiatano, and Nina Yasuda (2015) Potential for different reproductive timing between sympatric Heliopora coerulea lineages southeast of Iriomote Island, Japan. Bulletin of Marine Science 91(3), 397-398.

 Roberto Arrigoni, Yuko F. Kitano, Jaroslaw Stolarski, Bert W. Hoeksema, Hironobu Fukami, Fabrizio Stefani, Paolo Galli1, Simone Montano1, Elisa Castoldi and Francesca Benzoni (2014) A phylogeny reconstruction of the Dendrophylliidae (Cnidaria, Scleractinia) based on molecular and micromorphological criteria, and its ecological implications. Zoologica Scripta 43(6), 661-688

Yuko F. Kitano, Francesca Benzoni, Roberto Arrigoni, Yoshihisa Shirayama, Carden C. Wallace, Hironobu Fukami (2014) A Phylogeny of the Family Poritidae (Cnidaria, Scleractinia) Based on Molecular and Morphological Analyses. PLoS ONE 9(5), e98406.

Yuko F. Kitano, Masami Obuchi, Daisuke Uyeno, Katsumi Miyazaki, and Hironobu Fukami (2013) Phylogenetic and taxonomic status of the coral Goniopora stokesi and related speies (Scleractinia: Poritidae) in Japan based on molecular and morphological data. Zoological Studies 52: 25 doi: 10.1186/1810-522X-52-25

その他(査読なし)

杉原薫・野村恵一・横地洋之・下池和幸・梶原健次・鈴木豪・座安佑奈・出羽尚子・深見裕伸・北野裕子・松本尚・目崎拓真・永田俊輔・立川浩之・木村匡 (2015) 日本の有藻性イシサンゴ類〜種子島編〜. 国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター pp198. http://www.nies.go.jp/biology/pr/br/02.html. [書籍]

深見裕伸・北野裕子 (2012) 阿嘉島で採集したハナガササンゴ属について. みどりいし 23: 4−7.  [紀要]

国際学会発表

Yuko F. Kitano, Francesca Benzoni, Roberto Arrigoni, Carden C. Wallace, and Hironobu Fukami. Molecular phylogeny and taxonomic revision of the family Poritidae (Cnidaria, Scleractinia). 23–27 June, 2014. The 3rd Asia Pacific Coral Reef Symposium. Pingtung, Taiwan.  [oral]

 Yuko F. Kitano, Yoshihisa Shirayama and Hironobu Fukami. Phylogeny and taxonomy of the genus Goniopora. 9–13 July 2012. 12th International Coral Reef Symposium. Cairns, Queensland, Australia.  [poster]

Hironobu Fukami, Kaoru Sugihara, Hiroyuki Tachikawa, Yuko Kitano, Paul Muir and Carden Wallace. How to identify species of the massive coral genus Favia. 9–13 July 2012. 12th International Coral Reef Symposium. Cairns, Queensland, Australia.  [oral]

Yuko F. Kitano, Yoshihisa, Shirayama and Hironobu Fukami. Phylogenetic relationship of two flower pot corals Alveopora and Goniopora in the family Poritidae. 20–24 June 2010. The Second Asia Pacific Coral Reef Symposium. Phuket, Thailand.  [oral]

Yuko F. Kitano, Hiroyuki Tachikawa, Yoshihisa Shirayama and Hironobu Fukami. Evolution of the zooxanthellate and azooxanthellate corals in the Family Dendrophylliidae. 20–24 June 2010. The Second Asia Pacific Coral Reef Symposium. Phuket, Thailand.  [poster]

国内学会発表

谷中絢貴, 波利井佐紀, 香川浩彦, 上野光弘, 北野裕子, 齊藤佑太, 安田仁奈. アオサンゴ隠蔽種2種に置ける産卵期推定〜同じ海域で同時に産卵しているのか? 平成27年11月26–29日. 日本サンゴ礁学会第18回大会. 慶応大学三田キャンパス.(ポスター).

 齊藤佑太, 長井敏, 灘岡和夫, 波利井佐紀, 上野光弘, 北野裕子, 安田仁奈. 石西礁湖周辺海域におけるアオサンゴ2種の遺伝構造の比較. 平成27年11月26–29日. 日本サンゴ礁学会第18回大会. 慶応大学三田キャンパス.(ポスター).

 北野裕子, 上野光弘, 長井敏, 安田仁奈. 八重山におけるハナヤサイサンゴ属の分布. 平成27年11月26–29日. 日本サンゴ礁学会第18回大会. 慶応大学三田キャンパス.(ポスター).

 野口七海, 北野裕子, 上野光弘, 鈴木豪, 長井敏, 安田仁奈. 石西礁湖周辺海域における着定稚サンゴの種組成と遺伝子型分布. 平成27年11月26–29日. 日本サンゴ礁学会第18回大会. 慶応大学三田キャンパス.(ポスター).

 中林朗, 井口亮, 北野裕子, 上野光弘, 長井敏, 安田仁奈. 黒潮流域におけるクシハダミドリイシおよびナンヨウミドリイシの遺伝子流動解析. 平成27年11月26–29日. 日本サンゴ礁学会第18回大会. 慶応大学三田キャンパス.(ポスター).

 渡邉敦, 中村隆志, 北沢駿介, Lawrence Patrick C. Bernardo, 鈴木豪, 福岡弘紀, 亀田卓彦, 藤倉佑治, 本郷悠貴, 安田仁奈, 北野裕子, 向草世香, Ratino Sith, 瀧戸健太郎, 江川遼平, 田野倉佑介, 安藤航, 竹内傑, 天野慎也, 長井敏, 宮島利宏, 灘岡和夫. 島嶼-石西礁湖-外洋間における栄養塩・有機物動態〜特に大規模水道部に着目して〜. 平成27年11月26–29日. 日本サンゴ礁学会第18回大会. 慶応大学三田キャンパス.(ポスター).

北野裕子,小渕正美,上野大輔,深見裕伸.軟体部に娘群体を作り出すコモチハナガササンゴの報告.平成23年11月3日−6日. 日本サンゴ礁学会第14回大会.沖縄県男女共同参画センター てぃるる. (ポスター).

北野裕子,立川浩之,野村恵一,深見裕伸.スリバチサンゴ属におけるオオスリバチサンゴの特異性.平成21年11月27日−29日. 日本サンゴ礁学会第12回大会.本部町立中央公民館.(ポスター).

国際ワークショップ発表

Yuko Kitano. Turbinaria species and related corals. 6–8 July, 2012. Scleractinian Systematics Working Group Workshop. Townsville, Australia.  [oral]

招待講演

Yuko F. Kitano. Molecular phylogeny of the genus Goniopora. 5 September 2014. Special Friday Noon Semnar, Hawai’i Institute of Marine Biology.

 4.外部資金獲得実績 

 沖縄美ら島財団助成 「日本産ハマサンゴの分子系統解析および形態計測の統合的研究」 (平成27年11月–平成28年12月, 70万円)

 笹川科学研究助成金 「日本産ハナガササンゴ類の形態及び分子系統の統合的研究」 (平成23年4月–平成24年2月, 70万円)

 5.連絡先  
yfkitano(at)cc.miyazaki-u.ac.jp

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