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B!

人と自然が光かがやく町「日之影町」でインタビュー実習を実施しました!

ともに学ぶ。
2021.6.30

Capa+(キャパタス)事業の【地域活性化・学生マイスタープログラム】では、地域をフィールドに魅力や現状を学び、課題を発見し、そのために行動できる人材の育成を目指しています。
そのプログラム科目「地域学入門ⅡB」の中で、令和3年6月19日(土)に日之影町で聞き書きのインタビュー実習を行いました。

聞き書きとは

聞き書きという言葉が耳慣れない方も多いと思いますが、話し手の言葉を録音し、一字一句すべてを書き起こして、ひとつの文章にまとめる手法のことです。今回は世界農業遺産に登録されている日之影町で、地域の暮らし、風習、生い立ちやこれまで取り組まれて来たこと等、お二人の語り手の方にお話しいただきました。

コロナ禍で学外での学習が難しい中、ようやく実現した地域実習。
参加学生全員が日之影町を訪れるのは初めてということで、期待に胸を躍らせながらバスで揺られること2時間半、日之影町大人地区の歌舞伎の館に到着しました。
町内の91%が山林で占められているということもあり、思わず深呼吸したくなるような緑と本日の語り手のうちのお一人、甲斐智佐世さんが満面の笑顔で迎えてくださいました。

日之影町郷土料理『タケノコ寿司』

まずは腹ごしらえ。地元の食材がふんだんに使用されたお弁当と日之影町の郷土料理「タケノコ寿司」に舌鼓を打ちます。「タケノコ寿司」は茹でたタケノコをみりん、醤油、砂糖で味付けし、酢飯との間に大葉を挟んで巻いたものです。
前回のオンライン実習でレシピの説明があり、みんなが気になっていた「タケノコ寿司」。智佐世さんはぜひタケノコ寿司でおもてなししたいと朝から竹を採りに行って作ってくださったそう。
タケノコ寿司をほおばりながら、作り方や食べ方のコツを聞きます。

「本当は黒竹がいいの。ふしが少ないから。今年は黒竹がなかなか採れんくて。」
「わさび醤油で食べるといいとよ。竹の風味が残るように薄味にしちょるから。」

タケノコ寿司

日之影町ってこんなところ

昼食後は、役場職員の飯干さんから日之影町の取組について説明をしていただきました。日之影の地名が神話に由来していること、3つの国内・国際認定制度があること(①森林セラピー基地認定 ②世界農業遺産 ③ユネスコエコパーク登録)等、同じ県内にありながら知らないことが沢山あります。

その後は、それぞれの語り手の方に1時間半のインタビュー時間めいっぱいを使って、前回のオンラインインタビューで聞けなかったこと、前回のお話で気になったこと等、新たに質問したいことを聞きました。
西日本で歌舞伎が残っているのはここだけ。お祝言がある時や家を建てたり、祭りに呼ばれたりした時に傾くそうです。

世代を超えた学び合い

民生委員を始めてから目上の人と接する機会が増え、そこで聞く話や知恵は自分のものにしたいと感じることが多いとのことでした。星空、蛍、紅葉。中山間地域協力隊で来た若者などから身近にありすぎて気づかなかった魅力を指摘されることも多く、年々日之影町に住んでいて良かったと思うことが増えているそう。

「私もまだまだ色々学びたいとよ。今日もみんなから学びたいって気持ちがあるもん。」
そんな話題から「日之影町は空き家が増えてるんやけどどうしたらいいやろか。」と語り手の方から逆質問され、「私の地元でも高校でそんな課題を扱ったことがありました!無料で小学生の塾にする案や高齢者のコミュニティスペースとして活用するアイディアがでましたよ!」と学生が回答する場面もあり、お互いに学び合い、発見のある有意義な時間となりました。

「いつでもまた遊びに来ないよ。」
バスが出発してからもずっと手を振ってくれていました。

帰りにはリニューアルされた日之影町道の駅「青雲橋」に立ち寄り、各自お話の中で紹介された特産品を購入したり、町の地図に見入ったりと、いつの間にかすっかり馴染み深い町となりました。

前回と今回、2回のインタビューでお話いただいたことを、これからみんなで協力して聞き書き作品として仕上げていきます。今から完成が楽しみです。