根っこ祭り論文

2026年06月25日

九州大学・片山先生のグループの日本全国16ヶ所の森林の細根の生産量を解析した論文が発表されました。

Mone Hirata, Hayato Abe, Tsutomu Enoki, Tatsuro Nakaji, Kyotaro Noguchi, Masae I. Ishihara, Mizue Ohashi, Hiroaki Ishii, Hiromi Yamagawa, Masahiro Takagi, Kazuho Matsumoto, Ayumi Katayama (2026)
Variation in fine root production across four different forest types in Japan,
Forest Ecology and Management, Volume 618
https://doi.org/10.1016/j.foreco.2026.124030

写真のようにメッシュ(ミカン袋とか)に土を詰めて穴に入れ戻しておくとメッシュの中に周りから根が侵入してくるので,数ヶ月以上後に掘り出して根の量を測定すると「細根の生産量」がわかります。今回の研究では,樹種の多様性が高いほど,立木密度が低いほど,また土壌中窒素濃度が低いほど,細根の生産量が多くなることが分かりました。いろんな樹種がいるとそれぞれ根の伸ばし方が違うので限られた土の中で多くの根が共存できるから,との解釈です。