宮崎大学 産学・地域連携センター > 11月14日・12月19日 宮崎におけるHTLV-1感染症/ATLへの理解とその克服
公開講座
11月14日・12月19日 宮崎におけるHTLV-1感染症/ATLへの理解とその克服
ATL(成人T細胞白血病)は、白血病(血液のがん)の一種で、全国的にも宮崎県を含む九州地方で多く発症しています。ATLは、HTLV-Iというウイルスに感染している場合にのみ発症します。(このウイルスに感染しながら発症していない人を「キャリア」といいます。)ウイルスに感染すると、一生、体内に保持することになりますが、40歳以上のキャリアから年間1,000人に1人の割合でATLは発症するといわれています。発症の予防については、現在のところ確実な方法は見つかっていません。また、その他にもHAMという神経筋疾患や、ぶどう膜炎などの疾患も知られています。
本公開講座では主に宮崎県のみなさまを対象として、HTLV-1ウイルス感染症から、それに寄って引き起こされるATL等の病気についての最近の知見を知っていただき、さらに宮崎県や宮崎大学が現在行っている対策についてご紹介をし、皆様の健康な生活づくりに寄与したいと考えております。