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在学生向け講義関係情報

お知らせ

  • 2022年度 前期
     前期授業開始:4月11日(月)
     受講科目確認・修正期間:4月11日(月)~ 4月22日(金)
     定期試験:8月1日(月)~ 8月5日(金)
     夏季休業:8月7日(日)~ 9月30日(金)
     基礎教育科目再試験日:9月5日(月)~ 9月9日(金)

  • 2022年度 後期
     後期授業開始:10月3日(月)
     月曜時間割授業:10月11日(火)
     大学祭のため休講:11月18日(金)、21日(月)
     冬季休業:12月24日(土)~ 1月5日(木)
     共通テスト会場設営のため休講:1月13日(金)
     定期試験:2月7日(火)~ 2月13日(月)
     基礎教育科目再試験日:3月3日(金)~ 3月9日(木)

講義科目概要

数学部門

  • 数学の考え方
    自然科学の成果を理解し、科学と技術が持つ可能性を考察するためには、数学の知識は欠かせません。 この科目では、高校で学んだ数学におけるいくつかの項目の、発展的な扱いを学修します。 具体的には、空間における図形の方程式とベクトルの計算、平面上の1次変換などを扱います。
  • 線形代数
    基礎科学・工学を考えるために必要な線形代数の基礎的な概念(ベクトル、行列、行列式、連立1次方程式の解法、固有値、固有ベクトルなど)を理解し、 基本的な計算力を身につけます。
  • 数学解析I
    工学の専門科目を学ぶ際に必要となる微分積分の基礎を学びます。 基本的な1変数関数(初等関数)の定義や性質を確認すると共に、 1変数関数の微分積分における基本的な定義・定理について学びます。
  • 数学解析II
    数学解析Iに続き、2変数関数の偏微分・重積分の基本的な定義・定理とそれを使った計算を学修し、 工学の専門科目を学ぶ際に必要となる微分積分の応用力を養います。
  • 数学解析III
    工学の諸分野で登場する複素関数の微分積分とそれを使った計算について学修し、工学の専門科目を学ぶ際に必要となる能力を身につけます。

物理・化学部門

  • 物理科学I
    工学系学生の必須知識である力学、熱力学の物理学の基本的な考え方を学びます。 具体的には、力学分野では物体の運動の表し方、ニュートンの運動法則、仕事、重力による位置エネルギー、 運動エネルギーおよび力学的エネルギー保存則について説明し、熱力学分野では、熱と温度、熱の移動、 気体分子運動論、熱力学第1法則および熱力学第2法則と熱機関と熱効率などを扱います。
  • 物理科学II
    高等学校での波、電磁気、原子分野の学習内容の復習をしながら物理学の基本的な考え方を深く理解し、 理工系大学生に求められる物理学の基礎知識と応用能力を養成します。 具体的には、波分野として、波の一般的性質である波形・重ね合わせの原理・反射・屈折・定在波、音・光に関する様々な現象を扱う。 電磁気分野として、電荷・クーロンの法則、電場、電位を扱う。原子分野として、原子の構造・光の粒子性・電子の波動性、 光の放射・水素原子モデル、金属・半導体、原子核の構造と結合エネルギー、原子核の崩壊・放射線を扱います。
  • 基礎化学
    工学を学ぶ上での基礎教養を身につけるために高等学校での学習内容を含めた大学の化学教育に必要最低限な初歩的内容を十分に学習する必要があります。 化学の基礎的な内容を取り上げ、物質を構成する原子・分子の構造や化学結合、物質の状態、物質の変化を中心とする化学の基礎的概念・知識を養成します。 具体的な内容は、原子・分子の結合と分子構造,物質の状態変化, 溶液の性質, 化学反応とエネルギー, 酸化還元, 有機分子の性質と反応, 生命と化学反応, 環境と化学物質などです。
  • 基礎化学実験
    工学部の学生は、実際に実験を行うことによって結果を得て、目的を遂行できる能力を身につけておく必要があります。 基礎科学実験では、物理や化学の基礎的な実験を通して将来専門的な実験を行うための基礎となる技術を習得し、 実験ノートやレポートの作成を通して論理的に書く力や考察力を身につけます。 実験テーマとしては、電流による熱の仕事当量の測定、単弦による交流周波数の測定、 レンズの焦点距離の測定、 アルコールの蒸留、 イオン交換樹脂による食塩水中のイオンの分離、 金属および金属イオンの性質などがあります。

データサイエンス部門

  • 数理情報I
    この科目の目標は、1)今後ますますの進展が予想される数理・データサイエンスに関する基本的な知識や技術の理解を深めること 2) 自然科学から人文・社会科学まで様々な問題で扱われるデータの処理や分析を行うための情報処理技術を身につけること 3)データに対する考察力を養うことです。 講義の中では、必要に応じて情報処理による演習問題に取り組むことにより、数理的手法やデータの扱いに対する理解を深めます。
  • 数理情報II
    本講義では、数理・データサイエンスにおける応用を念頭において、確率・統計学の基本的な考え方を習得し、 実問題への適用方法についての理解を深めます。 前半は、確率空間・確率変数の概念と諸性質や、代表的な確率分布等について主に講義形式で学びます。 後半は、多変量解析の代表的手法として回帰分析を取り上げ、演習課題に取り組むことで、現実のデータの統計的取り扱いについて学びます。

英語部門

  • 海外体験学習
    グローバル人材として等しく求められる「人間性・社会性・国際性」の涵養に主眼を置くと共に、 国際社会で活躍するために必要となる「コミュニケーション能力」の向上を目的としています。 その目標達成のため、人類の文化、社会、自然、地域における基礎的な知識をきちんと身につけ、 それらの知識を多文化・異文化の環境で率先して生かそうとする実践力が求めらます。 授業は主に英語で実施され、事前学習、海外での現地研修、事後学習、報告会で構成されます。 現地研修では、海外の大学間交流協定校を訪問して、工学系授業・演習および英語授業の聴講、現地学生との交流、 異文化理解のための校外学習を行います。また、外国人を前にした英語プレゼン発表の場が用意されているため、 国際学会等での発表体験をすることができます。