宮崎大学 工学部 電気システム工学科

  • 電気システム工学科の教育について

学科の教育理念

 本学科では,宮崎大学が掲げる「豊かな人間性」や「社会性・国際性」が身に付き,かつ安全で安心な低炭素・高度情報化社会を実現する基幹技術として電気エネルギー工学や情報・通信システム工学が果たす役割を理解し,それらが融合した新しい産業文化を創出できる人材の育成を目標とした教育を行います.さらに,高い技術者倫理感を持って,変動する多様な社会の要請に応え得る能力を持った電気システム工学分野の専門技術者の育成を行います.

2021年度JABEEオリエンテーション資料
PDFファイル
動画ファイル
音声解説付PPTファイル※DLしてPowerPointでスライドショーを再生して下さい

学科の教育目標


本学科の具体的な学習・教育到達目標は以下のとおりとなっています.

(A) 基本・基礎知識の習得

  • A-1: 広い視野で多面的に物事を考える能力を身につける
  • (補足説明)社会や文化,環境などに関して,世界的視野から多面的・総合的に物事を考える能力を身につける
  • A-2: 技術者にとって必要となる数学を含めた自然科学の知識を身につける
  • (補足説明)電気エネルギー及び情報通信分野に関する専門技術を理解するのに必要な数学,自然科学,工学における基礎知識を身につけ,さらに,それらの知識を当該分野の問題解決に適用できる能力を身につける
  • A-3: 専門基礎として電磁気学,電気回路などの知識を身につける

(B) 基礎知識の応用能力の育成・強化

  • 電気エネルギー及び情報通信分野に関する専門技術と実践能力を身につける
  • (補足説明)社会において電気エネルギー及び情報通信分野における技術者として活躍するための専門技術と実践能力を身につける

(C) 課題探求能力,問題解決能力,デザイン能力の向上

  • C-1: 問題を発見,整理する基礎能力を身につける
  • C-2: チームで考察と議論ができる
  • C-3: 解決した問題点を総合的に考察できる能力を身につける

(D) コミュニケーション能力の向上

  • D-1:日本語で論理的な記述ができる能力を身につける
  • D-2:プレゼンテーションの技術を習得する
  • D-3:内容を理解し,要点をまとめる能力を身につける
  • D-4:英語の文献や資料を読み,理解できる能力を身につける

(E) 技術者倫理教育の実践

  • 技術者に求められる倫理観を身につける
  • (補足説明)技術と社会との係わり合いを理解し,技術者が社会に対して負っている責任を理解 する能力を養う

(F) 生涯自己学習基礎能力の育成

  • F-1:課題や問題に対して,自律的,継続的に取り組むことができる
  • F-2:問題解決のために文献調査や整理する能力を身につける

科目対応表LinkIcon

学科の教育体制

 本学科の教育は,電気システム基礎,電子回路・情報通信システム,電気エネルギーシステムの3つの分野を中心に行います.また,本学科を担当する教員の研究分野は,電子回路,集積回路,情報処理,通信技術,電力技術,電力システム,レーザー,磁気応用等の多岐にわたっています.このように,電気システム工学がカバーする専門分野は広範囲にわたっており,学生一人一人が全ての専門分野に関連する科目を網羅して同じように履修することは困難です.従って,学生一人一人が自分自身の興味や能力に応じて履修科目を選べるように,学科専門科目の内で選択科目は電子情報通信系科目群と電気エネルギ-系科目群の科目を用意しています.一部の選択科目は両方の科目群に含まれます.選択科目名とその科目が含まれる科目群との対応は別途ガイダンスなどで説明します.このことにより,電気システム工学技術者として社会で通用する基礎知識と応用能力を備えた専門技術者の育成を目指して,学生の専門的能力を各個人に応じて高め,様々な社会の要請にこたえる即戦力・実践重視の教育を行います.
 各学年にはクラス担任を置き,クラスの取りまとめをします.クラス担任とは頻繁に連絡を取るようにし,分からないことがあったら相談するようにして下さい.