宮崎県を中心とする亜熱帯地方に自生する植物を薬用資源として利用するために 、代表的な特色、民間薬としての応用、歴史的背景および含有成分の単離、構造 、物性、生合成系、毒性、薬理活性などについて基本的知識と、それらを活用するための基本的技能を修得する。
甲斐 久博
所属:九州保健福祉大学
専門:衛生薬学、天然物化学
担当科目:亜熱帯薬食資源学
國武 久登
所属:宮崎大学
専門:植物育種学
担当科目:地域キャリアデザイン、亜熱帯薬食資源学
渥美 聡孝
所属:九州保健福祉大学
専門:生薬学
担当科目:亜熱帯薬食資源学
第1回:オリエンテーション(担当:國武、甲斐、渥美) 授業の目的および本科目の全体概要を説明します。
第2-4回:(担当:甲斐、渥美)宮崎県総合農業試験場 薬草・地域作物センター (小林市)で栽培、展示されている亜熱帯薬用植物について紹介します。
第5回:(担当:甲斐、渥美)宮交ボタニックガーデン青島(宮崎市)で栽培、展示されている亜熱帯薬用植物について紹介します。
第6,7回:(担当:甲斐、渥美)宮崎県総合農業試験場 亜熱帯作物支場(日南市 )で栽培、展示されている亜熱帯薬用植物について紹介します。
第8-10回:(担当:甲斐)「薬物代謝学」共通コンテンツ:亜熱帯薬用植物、農 作物に関連する自然毒、栽培に使われる農薬の健康被害について学習します。
第11-14回:(担当:國武)宮崎と亜熱帯植物の関係、亜熱帯植物の利用と機能 性、宮崎の食品に関わる企業を紹介します。
第15回:〔6月10日(土)・7月1日(土)〕総括と最終レポート(担当:國武、甲斐、渥美) 講義内容をふりかえ り、宮崎県内で栽培される農作物、薬用植物について総括します。(対面型講義)
※第15回は対面型講義で実施します。実施の詳細については追って連絡します。
場所は、九州保健福祉大学(延岡市)の薬草園です。
九州保健福祉大学薬学部薬学科 3年後期「薬物代謝学」の教科書を本科目の参考書として紹介します。
1)衛生薬学―健康と環境 (スタンダード薬学シリーズ2) 東京化学 同人 【978-4807917112】
2)薬の生体内運命 改訂7版(改訂8版でも可) ネオメディカル 【978-4904634219】
1)宮崎の薬用資源の民間薬としての応用、歴史的背景および含有成分の単離、 構造、物性、生合成系、毒性、薬理活性などについて基本的知識を修得する。
2)宮崎県を中心とする亜熱帯地方に自生する植物の薬用資源としての利用に関 する基礎知識を習得する。
第15回講義の後に課すレポートにて、総括的評価を行います。
みやざき産業人材育成教育プログラムで提供する諸科目
本科目の内容の一部は、九州保健福祉大学薬学部薬学科 3年後期「薬物代謝学」と重複します。
対面型講義については日程の変更、追加の可能性があります。
単位取得のためには対面型講義 出席が必須です。
受講に関する情報を随時お知らせしますので、大学が実施するアナウンス(メールなど)に注意して下さい。
本科目は「みやざき産業人材認定証」を取得するために受講・ 単位取得が必要な科目の1つです。
新型コロナウイルスの影響により、やむを得ず、授業の実施方法(試験を実施する科目は、試験方法、日時等も該当)等を変更する可能性がありますので、注意してください。