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イベント報告

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【報告】R3.12.21 令和3年度シンポジウム「宮崎大学におけるデータサイエンス教育のこれまでとこれから」の開催

330会場の様子

令和3年12月21日 宮崎大学「数理・データサイエンス・AI教育強化」事業
「宮崎大学におけるデータサイエンス教育のこれまでとこれから」と題しましてシンポジウムを開催しました。今回の開催にあたっては、新型コロナウイルス感染が国内で拡大している状況を踏まえ、学内にて会場を設け、Zoomにて開催しました。

                                     開会の挨拶:宮崎大学鮫島学長

はじめに、宮崎大学鮫島学長より開会の挨拶がありました。データサイエンスは「よみ・かき・そろばん」に替わる現代の基礎素養であり、シンポジウムにおいて、応用・制度・限界を学び実生活に活かせることを目指していきたいというお話がありました。

                  基調講演:中央大学AI・データサイエンスセンター所長である樋口知之先生

基調講演では、中央大学AI・データサイエンスセンター所長である樋口知之先生より、「データサイエンスとは何か?統計学、AIとの違いと共通点を理解することで深まる総合教育の理想像」という演題で、以下の内容をご講演頂きました。

1.日本は世界のなかでデータリテラシー後進国
2.ものづくりからサービスへの産業の激変
3.データサイエンス教育強化の背景と経緯
4.帰納法の弱点と社会実装での課題
5.将来の社会像、教育の姿

宮崎大学 数理・データサイエンス部会長 秋山博臣先生より以下の内容について、概要報告がありました。

⒈数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが提示しているモデルカリキュラムに基づいたコンテンツ教材の作成
2.リテラシーレベル認定制度を見据えた本学でのデータサイエンス教育の拡充
3.県域大学、高専、高校への教育の普及


宮崎大学 基礎教育部特別助教 野見山将太先生より、数理・データサイエンス・AI強化事業の進捗状況及び課題報告がありました。


1.本学のデータサイエンス教育カリキュラムツリーを作成し見える化
2.不足していた部分を補う科目「データサイエンス入門」の開講とその他データサイエンス系科目の充実
3.学内や地域におけるニーズの調査
4.データサイエンスコンペティションの開催 また、全学必修化による学内の教育拡充および県域大学・高専・高校への教育展開、認定制度取得など、今後の取り組みについて

本シンポジウムには、県内外からの学校関係者、企業、学生等70名の方にご参加頂きました。
ご参加頂き誠にありがとうございました。