化学体験講座の実施
2014年10月24日(金)みやざき地域志向教育研究経費の活動で、本学工学教育研究部にて化学実験の体験講座が開講されました。今回の体験講座の対象は宮崎県立宮崎大宮高等学校の1年生(今回は41名が参加)で、工学教育研究部の研究室にて実施されました。
今回の講座のメインは「地下水中の亜硝酸性窒素の定量」ということで、宮崎県の地下水汚染の状況などの背景を説明した後に、実際に亜硝酸性窒素の定量測定実験に入りました。
この研究の代表者である工学教育研究部 大榮先生と研究室の学生8名が丁寧に高校生のアシストを行いながら実験が進められました。
初めて使う機器がほとんどでしたので、高校生の皆さんも少し緊張き気味で実験がスタートしましたが、アシスタントの学生や先生からアドバイスをもらいながら進めるうちに次第に笑顔が見られるようになりました。
空き時間には今回の研究で設置された「表面積測定用ガス吸着装置」の説明を聞いたり、実際に触ってみたりすることもできました。
高校生には少しレベルの高い実験ではあったようですが、参加していた高校生は楽しかったです!と満足そうな様子で帰っていきました。
全体で2クラスの高校生が参加する予定ですが、今回は1クラスの生徒のみ講座を受講いたしました。もう一方のクラスは1月30日に講座受講予定です。
宮崎県のテーマで、しかも高校生はなかなか体験できない大学の施設を利用しての講座なので、是非次回も楽しんでもらえればと思います。