Agricultural Museum Miyazaki University Faculty of Agriculture
宮崎大学農学部 附属農業博物館
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展示のご案内
 
展示場所案内図
 
1 宮崎の土壌  
  土壌は、それぞれ自分自身の生い立ちをもち、それが土を掘ったときの断面に記録されています。そのため、土壌断面の形、色、大きさなどの特徴を観察すれば、この土が何からどのようにしてできたかを読み取ることができます。

ここには、宮崎県に分布する日本の主要土壌である黄褐色森林土、黒ボク土および水田土壌のモノリス(土壌断面を合成樹脂で固定したもの)を展示しています。右の写真は、厚さ約5mの累積性黒ボク土断面モノリスです。
展示風景1
 
2 身近な動物の骨格標本とはく製  
  骨格は動物の体の基本であり、その形の観察は、動物の進化、退化及び発生の過程を考察するのに有用な手段です。また、ヒトの骨格とどのように異なるか、どの部分が退化し、どの部分が進化してきているのかなど様々な事が考えられます。

本館一階ロビーには、キリンとミサキウマの骨格標本が、二階には、食肉類・偶蹄類・奇蹄類・鳥類など各種の動物骨格標本が、人体骨格模型とともに展示されています。日本在来馬であるミサキウマの骨格標本は、たいへん珍しいものです。
展示風景2
 
3 森のめぐみ  
  このコーナーでは、まず、世界、日本および宮崎の代表的な森を写真パネルで紹介しています。続いて、木材資源の利用、菌類の利用、さまざまな木材、竹類のセクションを設け、森とわれわれの生活との関わりについて展示しています。

展示資料の中には宮崎大学田野演習林で再発見されたキリノミタケの他、針葉樹・広葉樹の材鑑標本や内部構造の組織写真、他ではみられないさまざまな竹類の貴重な標本等もあります。
展示風景3
 
4 稲作の起源をさぐる  
  水田稲作は、農業の歴史の中で大変画期的な農法であり、古代社会の基礎形成に大きな影響をあたえました。

このコーナーでは、宮崎大学農学部で開発されたプラント・オパール分析法についての解説とともに、この方法を用いた古代水田の探査法とその成果を紹介しています。ここでは、見学者の理解を助けるために、顕微鏡を設置し、自由にプラント・オパールの観察が行えるようになっています。また、このコーナーには、宮崎県椎葉村の焼畑を紹介した展示や木製鋤等の様々な農具の展示もあります。
展示風景4
 
5 宮崎の農業  
  宮崎県は南九州を代表する農業県で、県内ではさまざまな農畜産業が営まれています。

ここでは、田野町の漬物用大根やヒュウガナツの生産方法などの農産物についての展示があります。

また、宮崎大学農学部での水田雑草防除に関する研究成果や、産学共同研究の成果等もあわせて紹介しています。
展示風景5
 
6 宮崎の魚類  
  宮崎県にはさまざまな種類の魚類が生息しています。特に沿岸の海には、亜熱帯・熱帯性の魚類が黒潮によって運ばれるため、秋から晩秋にかけて多くの種類を見ることができます。

このコーナーでは、宮崎県に分布している魚類を「淡水魚」、「移入淡水魚」、「汽水魚」、「海水魚」に分類・紹介するともに、それぞれの代表的な標本を展示しています。
展示風景6
 
7 歴史資料展示室(農学部北棟1階)  
  農学部北棟1階に博物館の分室として歴史資料展示室が開設されています。
※現在、農学部棟は改修工事中のため、見学できません。

この歴史資料展示室には、宮崎大学農学部の前身である宮崎高等農林学校から今日の農学部にいたるまでの、およそ80年にわたる農学部の歴史資料が展示・収蔵されています。

主な歴史資料には、宮崎大学農学部の前身である宮崎高等農林学校、宮崎農林専門学校の時代の研究報告や写真などがあります。
展示風景7
  *見学の際は、博物館か農学部庶務係(0985-58-2875)までお問い合わせ下さい。
 
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