宮崎大学
ニュースリリース

研究成果「ヤマダイかんしょ GI 登録!」

2018年09月10日 掲載

20180910_01_01.jpg↑ヤマダイかんしょ

平成28年度より宮崎大学と串間市が協同で研究を進めてきた「くしまオリジナルブランド認証推進に関する研究」のうち、串間市のブランドさつまいもである「ヤマダイかんしょ」が、平成30年8月6日(月)に地理的表示として登録された。

20180910_01_02.jpg↑化学分析

地理的表示(GI)保護制度とは、地域に存在する伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が、品質等の特性に結びついている産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録し、それらの産品を保護する目的で農林水産省が導入している制度である。本制度は、生産業者の利益の保護を図ると同時に、農林水産業や関連産業の発展、需要者の利益を図る取組として推進されている(先行事例:夕張メロン、神戸ビーフ等)。

※GI 保護制度について→http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/index.html

今回、宮崎県串間市の特産品である「ヤマダイかんしょ」が、地理的表示として登録された(登録番号第64号)。「ヤマダイかんしょ」は、「高系14号」の系統品種である「宮崎紅」を用いて栽培されたサツマイモで、長年に渡り生産者が試行錯誤して冬期貯蔵方法や周年出荷体制・栽培方法・出荷規格などを確立してきたオリジナルブランドである。現在、これら厳しい栽培条件等を満たし、JA串間市大束青果用かんしょ標準規格に適合したもののみが「ヤマダイかんしょ」ブランドとして販売されている。

20180910_01_03.jpg↑物性分析

 「ヤマダイかんしょ」の特徴として、"加熱すると快いもろさのあるホクホクとした食感と上品な甘さを持つさつまいも"であることが挙げられるが、客観的データとしては未解明であった。そこで今回、宮崎大学地域資源創成学部山崎有美講師、串間市、串間市大束農業協同組合とが協同で、「ヤマダイかんしょ」の特徴である"加熱すると快いもろさのあるホクホクとした食感"と"上品な甘さ"を「見える化」するべく、化学分析、物性分析、官能評価の3つの手法を用いて解析し、「ヤマダイかんしょ」が"加熱すると快いもろさのあるホクホクとした食感と上品な甘さを持つさつまいも"であることを科学的に解明した。

20180910_01_04.jpg↑官能評価

本研究を通して得られた「見える化」したデータは、GI 保護制度申請時に「特定農林水産物等の特性」の根拠として使用され、「ヤマダイかんしょ」の地理的表示登録に貢献した(宮崎県内では、宮崎牛に続く2つ目の登録)。今後は、「見える化」したデータを活用し、GI登録作物である「ヤマダイかんしょ」のブランド力向上への取り組みを推進することとしている。

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