情報通信工学プログラムThi Thi Zin 教授
非接触・非侵襲センサ情報の解析アルゴリズムを独自の手法で応用し、生産者の負担を大幅に軽減しながら家畜の状態を24時間監視できるシステムを目指しています。家畜生産性の改善と地域活性化の実現を目的とする牛のモニタリングシステム構築に必要な要素技術「牛の個体識別、BCS(体脂肪の蓄積状態を数値化したもの)測定、分娩開始時刻の予測、母牛の発情行動」などに関する研究開発を行っています。
また、牛の耳標読み取りシステムの開発も行っています。
見守りが必要な患者に対して、深度カメラから得られた距離画像(深度画像)を用いて、高度画像処理技術とAIによる身体・精神機能低下患者の行動見守りシステムの開発に取り組んでいます。距離画像を用いることで、非接触(対象者の体に触ることなく)だけではなく、プライバシー侵害の少ない効果的な見守りシステムの開発を目指しています。本研究で扱う異常事態検知は,自立生活を支援するための高齢者モニタリングシステムの中核技術と言えます。