学部の紹介

学部長メッセージ

工学部長 横田光広
工学部長 横田光広
工学部長 横田光広
工学部長 横田光広
我が国は少子高齢化に歯止めがかからず、労働力人口の減少、社会・経済的格差の拡大、非正規雇用の拡大、人々の安全・安心の確保等、解決しなければならない種々の課題が山積しています。社会・産業を取り巻く環境が激変する中で、日本の基盤技術を俯瞰すると、個々の要素では世界トップレベルの技術分野がある一方で、システム化や統合化の点では国際的な立ち後れが指摘され、早急な対応が産業界等から求められています。特に、「第4次産業革命を牽引する国際競争力のある人材育成やイノベーション創出」に関連して、「AI(人工知能)、数理・データサイエンス等のイノベーション人材育成」が重要視され、「Society 5.0」を構築するための学際的・融合的な人材養成が必要となっています。 宮崎大学工学部は、「専門分野における深い知識に加え、分野の多様性を理解し、他者との協調の下、異分野との融合・学際領域の推進も見据えることができる幅広い知識・俯瞰的視野を持つ人材の育成」を目指し、令和3年度より現在の7学科から1学科に改組します。教育プログラムとして、応用物質化学、土木環境工学、応用物理工学、電気電子工学、機械知能工学、情報通信工学の6つを設置します。専門分野のみならず、複数の工学系分野を横断的に学習できる科目を設置して総合的な知見を有する人材の育成を行い、技術者教育の質を保証しています。 多様な要請に応え得る「未来の」技術者には、専門知識だけでない幅広い能力が必要です。工学基礎教育センターでは、工学部学生が専門教育を受ける際に必要な数学、物理、化学といった共通基礎学力の向上を組織的に行ってきました。近年、数理情報・データ処理の基礎能力を身に付けた人材が求められています。令和3年度より本センターに数理情報の基礎的内容、データサイエンス概論、確率・統計などの教育を行うために「データサイエンス」部門を新たに設置します。また、宮崎大学未来Visionの1つに上げられているグローバルキャンパスの構築を目指して「英語」部門を設置します。工学部では、TOEIC講座を開講し学部卒業までに全員がTOEICを受験することにより、自分自身で達成度を確認できる仕組みを構築しています。この部門設置により工学部での英語教育を強化していきます。グローバルで相互的な人材養成・交流を目指して、宮崎県やJICAなどとも連携した国際連携教育を実施するとともに、アジアの砒素汚染や地盤の重金属汚染対策事業に参画しています。 研究面では環境・エネルギー工学研究センターを中心に、地域の特徴を活かした太陽光発電・太陽熱利用、環境保全、農林畜水産物の廃棄物の有効利用・リサイクル利用等の農工連携分野やロコモティブシンドロームの評価計測、肢体不自由者の生活の質向上、東九州メディカルバレー構想に対応した医療産業支援などの医工連携分野に組織的に取り組み、地球に優しい社会・環境づくりを目標に様々な課題に取り組んでいます。 大学院工学研究科修士課程では、幅広い知識の涵養とグローバル化に対応できる学生を育成するために、研究科全体を1専攻とし隣接する専門分野に跨る3つの融合コースを設置しています。この編成では、境界領域や融合領域に弾力的に教育プログラムを構築できる利点を持っています。さらに、より深化した学問を究めるため、農学工学総合研究科博士後期課程では農学と工学の連携・融合した広範な知識に基づいた総合的判断力を有する専門技術者、研究者を養成するプログラムを提供しています。 本学部は宮崎大学のスローガンである「世界を視野に地域から始めよう」を実践する地域唯一の工学系の教育研究拠点として、教育・研究・社会貢献(地域貢献、国際貢献)を柱に基盤産業の発展と地域の活性化に努めています。


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