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「令和元年度公募型卒業研究テーマ成果発表会」において、4年生の甲斐京之介君が最優秀賞を受賞

令和2年2月22日(土)、「令和元年度公募型卒業研究テーマ成果発表会」において、宮崎大学地域資源創成学部4年生の甲斐京之介君の発表が最優秀賞を受賞し、表彰式が行われました。

甲斐君は、地域産業創出コースの山﨑有美研究室(食品科学)に所属しており、「ブルーベリー葉を基軸とした機能性フードペアリング」をテーマに卒業研究活動を行ってきました。

この研究は、高等教育コンソーシアム宮崎が、卒業研究で学生が取り組む「研究テーマ」を広く社会から募集した中から公募型卒業研究のテーマの1つとして実施されたものであり、研究内容の充実性、研究成果の地域への波及効果、研究遂行時における地域企業との密な連携等が評価され、今回の受賞となりました。

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最優秀賞受賞の甲斐京之介君。

この研究は、宮崎県の地域食素材であるブルーベリー葉に着目した研究です。ブルーベリー葉は、宮崎県特有の高機能性地域素材であり、高血圧抑制作用や抗酸化活性、HCV複製抑制活性などが報告されています。一方でブルーベリー葉は酸味、苦味という特性を有しており、万人に好まれる食品素材となるには至っていません。上述の課題解決のため、本研究では、宮崎県産のブルーベリー葉茶を基軸とした機能性フードペアリングに着目し、ブルーベリー葉の機能を維持若しくは向上させ、且つ食味を向上させる食材を探索、選抜し、当該食材とブルーベリー葉とを組み合わせた新たな製品を開発することを目的として取り組んだものです。

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受賞した甲斐京之介君(中央右)、研究室主宰の山﨑有美准教授(中央左)、山下敏明審査委員長(写真右)、外山英男審査委員(写真左)。

今回、当該研究を通して、ブルーベリー葉とショウガ、ブルーベリー葉とブルーベリー果実をそれぞれブレンドしたハーブティーを開発しました。開発された食品は、令和2年3月に製品化される予定です。

今後も地域企業や自治体と連携し、本研究を継続する予定です。

【会名】令和元年度公募型卒業研究テーマ成果発表会
【受賞】最優秀賞
【研究テーマ】ブルーベリー葉を基軸とした機能性フードペアリング
【受賞者】地域資源創成学部4年 甲斐京之介
【受け入れ教員】地域資源創成学部 地域産業創出コース 准教授山﨑有美
【公募型卒業研究主宰】高等教育コンソーシアム宮崎