井口准教授の研究成果が微生物学の国際誌(IF=5.897)に掲載

井口准教授(動物衛生微生物学分野)の研究成果が、微生物学分野の国際誌 Journal of Clinical Microbiology(IF=5.897)に10月21日付で掲載されました。

Iguchi A, Nishii H, Seto K, Mitobe J, Lee K, Konishi N, Obata H, Kikuchi T, Iyoda S. 2020. Additional Og-Typing PCR Techniques Targeting Escherichia coli-Novel and Shigella-Unique O-Antigen Biosynthesis Gene Clusters. J Clin Microbiol. 58(11):e01493-20.

(リンク先:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32817086/

概要)食中毒の原因となる腸管出血性大腸菌の細分類には血清型別が用いられますが、一部に型別できない大腸菌が存在し、調査を行う上で問題となっていました。井口准教授らの研究グループは、そのような患者由来の大腸菌を収集してゲノム解析を行い、複数の新規型を発見するとともに、それらを網羅的かつ迅速に検査できるPCR法を開発しました。この手法は腸管出血性大腸菌の調査や研究をサポートする新たな技術になると期待されます。本研究は、宮崎大学、国立感染症研究所、大阪健康安全基盤研究所、東京都健康安全研究センターとの共同で実施されました。


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