卒業生インタビュー
早見 祐紀さん
マレーシアトレンガヌ大学院

早見 祐紀さんのインタビュー早見.jpg

在学中の研究室:海洋環境微生物学研究室
卒業(修了)年度:2019年度卒業
現在の職業:マレーシアトレンガヌ大学院 水産食品科学部修士課程在学中

Q1:現在のお仕事の具体的な内容を教えてください。

 海綿という生き物に共生する微生物を調査しています。ダイビングでサンプルを採取し、DNAを抽出して解析を行っています。

Q2:現在のお仕事のやりがいや将来展望を教えてください。

 サンプル採取と称して、南国の透き通った海に潜れるのは最高です(笑)。現在は学術論文を執筆中で、人生初の論文が雑誌に載る瞬間を夢見て、毎日パソコンと戦っています。卒業後はひとまず日本で働きたいので、オンラインで就職活動も行っています。

Q3:海洋生物環境学科で学んだことで、今に活かせているものはなんですか?

 実験の基礎です。海外から見ると、日本の大学の強みは実験に使える時間が長いことだと思います。特に、宮崎大学の本学科は卒業研究が3年生から始まるので、実験の精度を高めることができ、修士での研究もスムーズに進みました。

Q4:学生時代に取り組んでおいてよかったと思うことはありますか?

 やりたいと思ったことを全力で楽しんだことです。毎日各分野の専門家から直接講義を受けたり、ガチガチに緊張しながらも学会発表をして、国内外の研究者と話ができたり、なんて経験は滅多にありません。好きなことにどっぷり浸れた日々は一生ものの財産です。

Q5: 海洋生物環境学科への入学を検討している高校生へのメッセージをお願いします!

 不条理や制約ばかりの世界に耐えてきた皆さんはとても強いです。取り返しのつかない感情や困難もまだまだあると思いますが、大学ではやってみたかったことを思いっきり楽しんでください。それから、経済的不安のある学生さんは、授業料免除や奨学金を調べたり、頼れる大人に相談したりして学びを諦めないでください。誰かが手を差し延べてくれるはずです。
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