向井 実佳さんのインタビュー

在学中の研究室：沿岸生態学研究室

卒業（修了）年度：2017年度卒業/2019年度修士修了

現在の職業：タナベ環境工学株式会社・環境部

Q1：現在のお仕事の具体的な内容を教えてください。

　計量証明事業や環境調査、建設コンサルタント等を行う会社で、主に河川やダムの水質調査業務を担当しています。現地での採水作業、水質分析、結果のとりまとめなどを行います。

Q2：現在のお仕事のやりがいや将来展望を教えてください。

　水質の状況を把握することは、その水環境を利用する人々や生物の環境の保全の一助となります。その地域の環境管理に貢献できることにやりがいを感じています。環境との上手な付き合い方が問われている昨今で、水環境が適正に維持・管理されるために大事な仕事だと考えています。

Q3：海洋生物環境学科で学んだことで、今に活かせているものはなんですか？

　研究活動で身についた、得られたデータや集めた文献から原因や因果関係を考察する、基本的な論理的思考は現在の仕事に活きていると思います。

Q4：学生時代に取り組んでおいてよかったと思うことはありますか？

　学芸員課程を履修したことは、自分が専攻する分野を含め科学分野の社会的意義を認識することに役立ちました。現在も自分の仕事の社会的な位置づけを意識して業務に取り組むことに繋がっていると思います。

Q5: 海洋生物環境学科への入学を検討している高校生へのメッセージをお願いします！

　大学は自らの専門性を身につける場所です。フィールドとして豊かな海をもつ宮崎の地で楽しく自分自身の専門性を見出してほしいと思います。