卒業生インタビュー
佐野 拓海さん
(株)極洋・研究所

佐野 拓海さんのインタビュー佐野拓海.png

在学中の研究室:魚類繁殖生理学研究室
卒業(修了)年度:2018年度卒業
現在の職業:(株)極洋・研究所 研究技術開発課

Q1:現在のお仕事の具体的な内容を教えてください。

 水産物の商品開発、水産加工方法の改良、新商品の開発など。コンビニやスーパーで見かける水産加工物(缶詰や焼き魚)をどういう風に製造するかなどを日々研究しております

Q2:現在のお仕事のやりがいや将来展望を教えてください。

 私の会社は水産物の買い付け・生産⇒加工⇒販売を一つの会社で行っております。なので、研究所として働く上でのやりがいとしては1次・2次産業どちらにも介入できるとこです。大学では主に1次産業関係(養殖のこと)、入社してからは2次産業にも携われるので、将来は自分ひとりで両方が出来るような人間になりたいと思っています。

Q3:海洋生物環境学科で学んだことで、今に活かせているものはなんですか?

 学んだことと言うよりは、得たものとして「密な人間関係」を得ました。海洋生物環境学科には良くも悪くも変な人が多いです(笑)。私自身ウナギが好きで、入学して周りを見渡せばサンゴが好きだったり、サメが好きだったりと、何か一つをとことん好きな人が多かったです。仕事柄水産系のマイナーな情報が必要な時がありますが、その際、友人から様々なことを聞けるので海洋生物環境学科という分野は狭いが一つのことを極められる学科に入ってよかったなぁと改めて思います。

Q4:学生時代に取り組んでおいてよかったと思うことはありますか?

 良かったなぁという点は「英語を使えるようにする」なのですが、ありきたりなので、もっと取り組んでおけばよかったということは「学科の授業をちゃんと聞くこと」ですね。
なんといっても其々の分野のエキスパートの先生方が集まっているわけです。自分の専門外の分野は興味ないなぁといっていたあの時の自分を叱咤したい気持ちです。水産食品や微生物のこと、色々会社に入って必要になることがあります。今はいらないと思っても将来何かに役立つことがあるということを常々痛感しております。

Q5: 海洋生物環境学科への入学を検討している高校生へのメッセージをお願いします!

 高校生のみなさんはまず「やりたいことを見つける」事を考えてください。それが見つからなければ自分の好きなこと、好きな物は何かを考えてみてください。大学は好きな物を好きなだけ学べる環境です。魚好き!ウナギが可愛い!絶滅危惧種に指定されて守りたい!という理由だけで入学して、なんやかんやで好きな水産系を仕事に出来た僕が言うんですから間違いありません。
 是非、皆様が海洋生物環境学科で好きなことを学び、日本の水産業を盛り上げる人材になってくれることを心から願っております。

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