2025年7月5日(土)、本学附属図書館において、小学生向け国際教育プログラム「グローバル育成プログラム 事前学習ⅢおよびⅣ」が開催されました。前回6月7日(土)に実施された事前学習に続くもので、今回は小学生18名とその保護者が午前・午後の部にわたり参加しました。
本プログラムは、宮崎青年会議所が主催する「国際感覚を培う推進事業」の一環として、地域に暮らす小学生に異文化理解と国際的視野を育む機会を提供するものであり、将来的なグローバル人財の育成を目的とした先進的な取り組みです。
午前の「事前学習Ⅲ」では、小学生が自宅で行ってきた調べ学習の成果を発表し、シンガポールおよび宮崎の文化や特色について意見を交換しました。さらに、VR機器を用いて仮想空間上でシンガポールの街並みや宮崎の観光地を体験する活動も実施され、小学生は視覚的・感覚的に国際理解を深める貴重な機会となりました。
午後の「事前学習Ⅳ」では、本学の日本人学生および外国人留学生が授業を担当し、入国審査時の英会話練習や、ホームビジット・ホームステイ時に役立つ英語表現の指導、さらにはシンガポールでの文化的マナーやルールについて学ぶ授業を行いました。授業は実践的かつ参加型で進行され、小学生は積極的に学びの姿勢を示していました。
プログラムの最後には、留学生8名とホームステイ受け入れ家庭8組とのマッチングが発表され、双方が初対面の挨拶を交わしました。温かな雰囲気の中、自己紹介や交流が行われ、今後のホームステイに向けた信頼関係の第一歩が築かれました。
今後、小学生10名が8月19日(火)~22日(金)にかけて、シンガポールへの海外渡航を予定しており、宮崎青年会議所の関係者とともに、本学の学生が引率を担当します。また、9月13日(土)~15日(月・祝)には、本プログラムに参加した留学生8名が、事前学習で関わった小学生のご家庭でホームステイを体験する予定です。
宮崎大学では、今後も県内の高等教育機関や関連団体と連携し、地域に根ざした国際教育活動を推進することで、グローバル社会を主体的に生き抜く人財の育成と、地域の国際化・活性化に貢献してまいります。