近年、円高や現地の物価高騰のニュースを耳にし、「海外留学や国際交流に行きたいけれど、費用面で諦めるしかないのかな......」と不安に思っている宮大生も多いのではないでしょうか。
◆小さな一歩から世界へ:きっかけは学内のICT授業
もともと海外への興味はありましたが、英語が苦手だったため「自分にはハードルが高い」と思っていました。しかし、昨年度宮崎大学で履修したICTの授業(「ICTを用いた言語文化コミュニケーション基礎」伊藤准教授担当)をきっかけにオンラインで海外の方と関わるようになり、「完璧に話せなくても、伝えたい意思があれば意外と伝わる!」と気づいたんです。そこから意識が変わり、「英語ができるようになってから挑戦する」のではなく、「挑戦する中で身につければいい」と思えるようになりました。その後、学外の宮崎青年会議所の方々と共に小学生のシンガポール研修のサポートに同行。これが私にとって初めての海外渡航経験でした。帰国後に、日米のリーダーを育成する「TOMODACHI SMBC シャカカチリーダーシッププログラム」に合格し、半年間の事前研修後、アメリカ(ニューヨーク、ワシントンD.C.)での研修にも参加しました。最初の一歩は大学の授業という身近なものでしたが、それが次々と世界へつながっていきました。

◆ 円高・物価高でも諦めない!大学の支援や外部プログラムの活用法
「海外はお金に余裕がないと難しい」と思われがちですが、決してそんなことはありません。私自身、以下のような手厚いサポートを活用することで、費用を大幅に抑えて渡航することができました。
もちろん、応募書類の準備や選考への挑戦など簡単なことばかりではありませんが、自分から情報を取りに行き、一歩踏み出すことで、金銭的なサポートを受けながら世界を広げるチャンスは確実に存在します。ここで得た自信をきっかけに、昨年は自費で台湾やベトナムへ一人旅をすることができました。
◆ 2026年の展望:世界での学びを宮崎の地域ビジネスへ還元
アメリカ研修では、「社会的価値と経済的価値を両立させることの重要性」を強く学びました。いくら環境に良い活動でも、経済的に成り立たなければ持続しません。私は1年生の頃から「食糧サークル」で活動しており、現在は工学部の細目特別准教授が代表を務める農業法人「Blue Infrastructure Technologies株式会社(通称:BIT)」に取締役として参画しています。工学部生という立場から、宮崎の農家さんとの連携やカーボンクレジット(環境価値の創出)に向けた取り組みを行っています。2026年は、アメリカで学んだ「持続可能なビジネス」の視点を活かし、宮崎の農業や地域資源を活かした事業をより具体的な形にしていきたいです。そして、地方大学からでも世界に挑戦できるという背中を、後輩たちに見せていきたいですね。
◆ 海外へ挑戦したい宮大生へのメッセージ
「宮崎だから」「地方大学だから」という理由で、自分の可能性を狭めないでほしいです。宮崎大学には、海外や国際分野に挑戦したい学生を応援してくれる機会やサポート(文科省の「大学の世界展開力強化事業」など)がたくさんあります。また、海外プログラムで出会った仲間たちとは全国で今も繋がり続けており、一生ものの財産になりました。最初から英語が完璧である必要はありません。奨学金や大学の支援制度、企業が実施しているプログラムなど、皆さんの挑戦を後押ししてくれるチャンスは必ずあります。まずは目の前のチャンスに飛び込んでみてください。その一歩が、数か月後には想像もしていなかった新しい自分に出会わせてくれるはずです!
↓↓↓下條さんからのメッセージ動画はこちら(インスタグラムに飛びます)
https://www.instagram.com/reel/DbmcoSfxwCh/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

◆取材を終えて(国際連携センターより)
◆宮崎大学の海外留学支援
海外で学びたい学生を応援するために、本学の学部学生および大学院生の海外留学費用の一部(3万円~5万円)を支援しています。在学中に視野を広げ、異なる文化や価値観を理解し、多様な人と共創する力を培うことを目的としています。
https://www.miyazaki-u.ac.jp/kokusai/study-abroad/post-1.html