外国留学にあたっては、目的意識をはっきり持ち、希望の学校や渡航先の教育・生活事情等の情報を収集し、綿密な計画を立てることが必要です。
一方、留学先での環境不適応及び語学力不足等によるトラブル等の発生もあることを十分留意しておかなければなりません。
海外に渡航する際には、かならず渡航先の事情を調べて理解を深めておきましょう。
外務省海外安全ホームページでは世界各国の治安情勢や海外での安全対策に関する情報を提供しています。また、最新の渡航情報について、無料のメールサービスも行われています。
卒業するには、卒業に必要な期間、本学に在籍する必要があります。そのため、休学身分で留学し、留学先で取得した単位が本学で認定されて卒業に必要な単位数を満たしても、卒業することは出来ません。留学期間中の費用だけではなく、留学期間終了後の卒業・就職までの時間や費用も含めて留学の計画を立てましょう。
留学するための奨学金制度もありますが、申請しても必ずしも採用されるとは限りません。ご家族や指導教員の先生ともよく相談して計画を立ててください。
その他、海外留学に関する一般的な情報については、日本学生支援機構の海外留学支援サイトやJAOS留学情報サイトで得ることが出来ます。
なお、海外留学を目的とする方を対象とした、日本学生支援機構の奨学金制度もあります。留学時の奨学金については、学生支援部学生生活支援課までお問い合わせください。
○海外旅行保険について
海外で入院・手術が必要になった場合、医療費が非常に高額になる場合や、家族が留学先を訪問する必要が生じて高額の渡航費用がかかる場合があります。
また、医療施設・医療水準が低い国では、国外への緊急搬送が必要になり、高額な費用が必要になります。
こうした事態に備えるため、海外に留学する場合は必ず海外旅行保険に加入してください。
海外旅行保険の補償内容は多様であることから、必ず事前に補償内容を確認し、補償対象の事由と免責事由を把握するとともに、家族にも内容を確認してもらってください。
特に、クレジットカード付帯の海外旅行保険は、補償が必ずしも十分ではなく補償が限定的な場合があるうえ、当該クレジットカードで旅行代金を支払うことが保険金支払いの条件になっている等の場合があるため、推奨していません。
○学研災付帯海外留学保険（「付帯海学」）について
宮崎大学では、海外旅行保険として「付帯海学」を推奨しています。これは、学研災・付帯賠償との重複部分をできるだけ重ならないように補償を設計し、かつ、学研災全体のスケールメリットによる保険料の割引を受けられるように開発された海外留学保険です。
「付帯海学」を利用するためには、学研災に加入していることが条件になります。
○海外危機管理アシスタントサービスについて
海外旅行保険は、保険金支払い事由に該当する事故が発生した後に、かかった費用を保険金として支払いするものです。例えば、保険金支払い事由に該当する事故ではないが、何らかのトラブルに巻き込まれたケースや、トラブル・悩みの相談等は海外旅行保険では対応されません。
このような時に、幅広くサポートしてくれるのが海外危機管理アシスタントサービスです。宮崎大学は、「JCSOS（特定非営利活動法人 海外留学生安全対策協議会）」の正会員であり、本学学生は「JCSOS海外危機管理システム J-TAS (JCSOS Total Assistance Service)」が利用できます（有料）
※海外旅行保険、および海外危機管理アシスタントサービスに関する詳しい内容は、国際連携課にお尋ねください。
【関連URL】
○日本損害保険協会 Q&A 海外旅行保険とは
https://soudanguide.sonpo.or.jp/body/q080.html
○公益財団法人日本国際教育支援協会 学研災付帯海外留学保険（「付帯海学」）
http://www.jees.or.jp/gakkensai/opt-kaigaku.htm
○JCSOS（特定非営利活動法人 海外留学生安全対策協議会）
https://www.jcsos.org/
今般、海外留学あっせん事業者の経営破綻により、海外留学の希望者が被害を受けるという問題が発生しました。海外留学あっせん事業者を利用する学生については、日本学生支援機構の海外留学支援サイト「留学斡旋業者の利用について」等をよく読み、被害に遭わないよう注意して下さい。
国際連携課入口付近には留学や協定校に関する資料を置いています。興味のある方は、お気軽に国際連携課へお越しください。
TEL：0985-58-2515
Email：global-s[at]of.miyazaki-u.ac.jp
※[at]は@に変更して送信してください。
※現在、各国の新型コロナウイルス感染症による入国制限等も記載されていますので、留学する前に確認するようにしましょう。
