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【SATREPSレポート6】第3回JCC (Joint Coordinating Committee)の開催

第3回JCC (Joint Coordinating Committee)の開催

本プロジェクトが開始されてから4年目に入りました。
2020年4月、プロジェクトをこれからタイで開始しようとした時期に新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が起こり、両国間の入国制限、物流の遅延による投入機器導入の遅れ等により、プロジェクトの推進に多大な影響を受けました。
2023年度に入り、新型コロナウイルスの感染防止策による両国の渡航規制が大幅に緩和され、国際共同研究に取り組む環境がようやく整ってきました。
これまでのプロジェクトの遅れを取り戻すべく、日本側代表機関である本学の三澤特別教授(チーフアドバイザー)が4月から約3か月間タイに滞在すると共に、乗峰特別教授をJICA長期専門員として派遣し、遅れているプロジェクトを軌道に乗せ、国際共同研究の円滑な推進を図っています。
また、2023年3月にJICA安齋調整員が離任されたため、後任として遠藤調整員が着任されました。
さらに、タイ側研究代表者のDr. Lerdchaii Chintapitaksakulがタイ国立動物衛生研究所(NIAH)の所長に就任したことを受け、NIAH内に事務所を新たに構え、新体制で再スタートしています。

2023年5月18日に、第3回JCC (Joint Coordinating Committee:合同調整委員会)をバンコク市内(Centara Grand, at Central Plaza Ladprao Bangkok)で開催しました。
JCCとは、プロジェクトの最高意思決定機関で、プロジェクトの変更点等の承認を得る重要な全体会議です。
今回は、日本側プロジェクト実施機関(獣医系大学、企業)および相手国プロジェクト実施機関(畜産開発局: DLD、獣医系大学)の主要構成メンバー、JICA本部、JST、JICAタイ事務所長、TICA、タイ在日本大使館等の主要関係者が対面およびWeb会議を通じて集いました(対面で37名、ウェブで11名)。
今回のJCCでは、これまでの各研究項目の進捗状況と今後の研究計画について報告すると共に、口蹄疫の簡易診断法および疫学調査に関する研究内容の変更点等が上程され、承認されました。

2023年度の第一四半期に本プロジェクトの中間評価が実施されるため、JCC開催に合わせて、JICA本部およびJSTの担当者がプロジェクトの研究拠点となっている口蹄疫センター(RRL-FMD)と獣医研究開発センター東部支所(VRDE-ER)を訪問し、投入機器の稼働状況やカウンターパートへの聞き取り調査を行いました。


【5月16日(火)口蹄疫センター(RRL-FMD)訪問】
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【5月17日(水)獣医研究開発センター東部支所(VRDC-ER)訪問】
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5月18日(木)第3回JCC(Centara Grand, at Central Plaza Ladprao Bangkok)

【5月18日(木)第3回JCC(Centara Grand, at Central Plaza Ladprao Bangkok)】
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文責(三澤尚明)


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