種名 (学名) | ニシキウズガイ科 (Trochidae) |
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生物分類 | 軟体動物門腹足綱古腹足目ニシキウズガイ科 |
特徴 | 岩礁の潮間帯に広く生息する。干潮時には岩の隙間などにニシキウズガイ科のいくつかの種が入り混じって多数潜り込んでいるのが観察できる。この個体は太い縦肋(貝の巻きに対して垂直に近い方向に入る尾根状の重厚部)を持ち、臍孔(巻きの裏側にある穴。あるものとないものがある)が開いていることからコシタカガンガラ(Omphalius rusticus)であると思われる。貝殻表面にカサガイ類が付着しており、また周縁部にも不明だがカキ殻状の付着物がある珍しい個体だったので採取・撮影した。干潮時の動かない状態でしか普段は観察しないので想像しづらいのだが、水中での動きは意外と素早く刺激に対しても敏感に反応する。 |