種名 (学名) | ケハダヒザラガイ (acanthochiton defilippii) |
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生物分類 | 軟体動物門多板綱ケハダヒザラガイ目ケハダヒザラガイ科 |
特徴 | 本州以南の潮間帯の岩肌に貼り付いている。ヒザラガイと比較して個々の殻板が小さく、両側の肉帯が広いのが特徴。肉帯の中心線に沿うように黒い点状に見える毛の束が9対並んでいる。前後は関係ないようにも思えるが、写真の左側が頭側。生きた状態のものを裏返すと、下段写真のように中央に向かって頭部尾部を折り曲げてダンゴムシのように縮まろうとする(頭部が左側)。裏返してすぐ撮影してもこの状態になってしまうので、ヒザラガイ類は全く動かない生き物のように見えるが、想像以上に動きが速い。水槽に入れても目を離した隙に逸走することもしばしば。裏面中央部の鮮やかなオレンジ色の部分が足および舌の働きをし、周囲の肉帯部分が吸盤の役割をする。 |