種名 (学名) | ケフサイソガニ (Hemigrapsus penicillatus) |
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生物分類 | 節足動物門甲殻綱十脚目モクズガニ科 |
特徴 | 国内の広い地域で潮間帯の転石下などに普通に見られる甲長2〜3cmのカニ。ただし同様に転石下で観察できる甲長2〜3cmのモクズガニ科のカニとしてイソガニ・ヒライソガニなど4〜5種が混在しており、手のひら大の転石下でも3〜4個体が同時に観察できるが、これらを瞬時に同定・区分することは不可能に近い。ケフサイソガニはオスの成個体で鋏脚に毛の束があるのが特徴だが、メスや未成熟のオスには毛の束は存在しない。腹側に黒点状の模様が見られるのも特徴だが、転石を除去した状態では背中側しか見えないので、それを基に判別することもできない。一匹ずつ捕まえてじっくり観察してみるしかないが、鋏脚など簡単に自切してしまうので注意が必要。 |