宮崎大学では、イスラーム文化研究交流棟(イスラミックセンター)を開所してから10周年を迎えました。この研究棟は、イスラーム圏からの学生や研究者に対して、安心して過ごすことができる環境を整え、学業に専念してもらうことを目的としているほか、世界各国の文化と日本文化の相互理解の一助となることを目指して、2014年6月に開設されました。
外壁クリーニングの様子
開設以降、宮崎大学に在籍するインドネシア、アフガニスタン、パキスタン、エジプトなどからの留学生・研究者をはじめとするイスラーム圏からの学生の集いの場にもなり、大切に守られてきましたが、10年の歳月で外壁に汚れが生じていたことから、国際連携機構と施設環境部のスタッフでクリーニングを行い、まるで10年前のようなきれいな状態を取り戻しました。
草刈りの様子
宮崎県の統計によれば、2022年12 月末現在の本県における外国人数は8,309 人となっており、新型コロナウイルスが世界的に蔓延した時期を除けば増加傾向にあり、今後も増加していくことが予想されます。国籍別にみると、ベトナム、中国、フィリピン、インドネシアの順となっており、宮崎大学においては、インドネシアからの留学生が最も多くなっています。
クリーニング後の外観
宮崎大学においても、これまで以上に国際化を推進していくことを予定しており、世界各国からの留学生や研究者が快適に生活できる環境を整えるとともに、日本文化や生活習慣にも慣れ親しんでいただき、お互いの文化や生活習慣を尊重して共存できるよう、取り組んでまいります。
除幕式の際の様子(2014年6月6日)
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