• 2023.1.10

12/16,17 地域学部1年生22名が地域探索実習Ⅰを行いました!

令和4年12月16日(金)・17日(土)の1泊2日で地域探索実習Ⅰ授業のフィールド実習として、地域資源創成学部1年生22名が都農町を訪れました。
当授業は、都市部と中山間・農村地域をそれぞれ訪問し、地域住民などと意見交換を行うことにより、地域住民の意見や現場の情報・課題をまとめ、整理する能力を身につけるというものです。

1学年が6つのグループに分かれて県内各地を実習で訪問する中、都農町訪問グループは1日目に都農町の都市部、中心市街地を、2日目は3つの班に分かれて農漁村部である寺迫地区、木和田地区、下浜地区を訪問しました。

事前学習では、各自で都農町の役場ホームページなどから情報収集をして、町長と役場の方への都農町に関する質問、また訪問する地区に対する質問を一人2問ずつ計4問準備し、実習に臨みました。

一日目の午前中は、河野町長、まちづくり課課長、建設課課長の3名の講話を聞き、都農町の政策について学びました。

政策や計画を知ったうえで、午後は実際に中心市街地を歩いて散策し、商店街の現状や課題を肌で感じる時間となりました。散策の中では商店街や町の方にヒアリングをし、商店街の昔と今、中心市街地への思いなどを伺いました。商店街でお店の方と交流するとともに、お菓子や雑貨などお土産の買い物を楽しむ学生の姿も見られました。また、散策する際はゴミ袋と挟みを持って町内のごみ拾いも併せて行いました。

1泊2日の実習の1日目の夜は、「まちづくり談義」として、つの未来財団の山内理事から町の優先課題として中心市街地の活性化をテーマに、グループワークとしてアイディア出しを行いました。和やかな雰囲気でのグループワークで、各グループからは、サバイバルゲームや猫カフェなど様々なアイディアが出ていました。

2日目は朝から3地区(寺迫地区、木和田地区、下浜地区)に分かれ、各地区での散策とヒアリングを行いました。あいにくの雨模様で広範囲での散策は叶いませんでしたが、中心部から離れて農漁村部の生活の様子を見聞きする時間となりました。

木和田地区では、農業委員の方に後継者のいない農村の暮らし、農業で生計を立て里山を守り続けることの厳しさなどの現状をお話いただきました。地区行事への学生の関わりかたの難しさなども話題に挙がり、学生は自分たちは地域で何ができるのか、悩みながら考えていました。

下浜地区では、尾鈴山から材木を搬出するトロッコ道の跡や元置き場などを見学した後、龍雲寺にて住職の方や漁協の方に、地区の生活や行事について、また沿岸地区としての津波防災について話を伺いました。

寺迫地区では長福寺を訪れ、住職の方から地区で伝統行事として受け継がれてきた神事についてお話を伺いました。また自治公民館では、自治会長や町民の方々から地区活動について、地域コミュニティの結束の強さや、現状の町から離れた地区での暮らしにおける町への希望などをヒアリングしました。

1泊2日盛りだくさんの内容で学生には疲れも見られましたが、2日間の実習の最後は道の駅つのにて各自昼食や市場調査を行い、無事実習を終えました。

今回の探索実習では2月に報告会を予定しています。報告会に向けて各班で実習で知り得た内容、学びをポスターにまとめ発表します。 報告会開催については別途ご案内いたします。

講話、ヒアリングなどにご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

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