半導体をサイエンス! 半導体でサイエンス!!

半導体は、5G・AI・ビッグデータ・自動運転・ロボティクスといったデジタル技術で実現する次世代スマート社会の基盤技術です
また、半導体は、未知の量子や宇宙の世界を捉える科学技術でもあります
本プログラムでは、皆さんが、将来、次世代スマート社会の実現と科学の発展を支える技術者や研究者として活躍できるような教育をおこないます

教育方針

学習・教育到達目標

本プログラムでは、学習・教育到達目標を以下の通り定めており、これらに基づいたカリキュラム構成となっています

技術者としての基礎的素養の育成

  • 自然界や社会における問題を様々な立場から理解する能力を身につける
  • 社会における工学の役割や使命を理解し、技術者として必要な技術者倫理や情報倫理を身につける
半導体のアイコン

応用物理工学における基礎および専門知識とその技術の育成

  • 数学・物理学を中心とした工学基礎知識を習得する
  • 工学の基礎となる力学、電磁気学、物性物理学、量子力学、電気回路などに関する知識を習得する
  • 実験によって物理現象を確認するとともに、実験技法を習得する
  • 半導体工学、物理計測工学に関わる基本原理を理解し、その応用能力を身につける

コミュニケーション能力の育成

  • 自分の考えを論理的にまとめ、相手に文書やプレゼンテーションで正確に伝えるとともに、相手の話している内容を理解する能力を身につける
  • 円滑な課題解決のためのチームワーク力を身につける
  • 工学的な内容について書かれた英語文献等を理解するための基礎的能力を身につける

課題を見いだし解決に向けて適切に対応できる能力の育成

  • 与えられた課題を達成する過程において、情報を収集、分析し自ら問題を発見し、その背後にある課題を見つけそれらを整理する能力を身につける
  • 課題を論理的に考察し、解決できる能力を身につけ、その結果をまとめることができる
  • さまざまな条件を考慮して問題を解決するための仕組み(手順)を構築する能力を身につける
  • 自主的・継続的に課題に取り組む能力を身につける

カリキュラム概要

全学で実施する基礎教育科目と工学部共通教育(ジェネラリスト育成)を履修し、続いて本プログラム科目(スペシャリスト育成)を履修する流れとなっています。
プログラム科目では、まず物理学や数学などの基礎化学を習得し、その後、電子物性工学や物理計測工学の基本原理と基礎知識を習得します。
演習や実験を併用することで、応用能力を有する創造性豊かな人材を育成する教育を行います。

 科目選択により、教員免許状(理科・工業)学芸員資格を取得可能

カリキュラム・ポリシー

  • 地域を志向した教育、研究および地域貢献を推進するため、学士課程に地域の課題を理解と課題解決に取り組む科目を設置する
  • 光センシングやエネルギー変換、エネルギー計測などの最先端工学技術の開発に従事できる能力を養成するために、幅広い視点から物事を考えることのできる科目を設置する
  • グローバル社会に対応できるような英語力および自分の考えを正確に伝えられるコミュニケーション能力を養う科目を設置する
  • すべての学生が履修する基礎教育カリキュラムとして、課題発見科目(半導体サイエンスセミナー、環境と生命、現代社会の課題)を設置する
  • 獲得した知識や技能を統合し、課題の解決と新たな価値の創造につなげていく能力を養成するために、卒業研究等の科目を設置する
  • 基本的な学習能力の養成のために、導入科目(大学教育入門セミナー、情報・データリテラシー、外国語コミュニケーション、専門基礎)と学士力発展科目を設置する
  • 応用物理工学に関する専門知識と方法論を段階的且つ体系的に学ぶために、工学基礎科目とプログラム専門科目をくさび型に設置する
  • 総合的な知見を有する人材の育成を行うために、複数の工学系分野を横断的に学習できる融合科目を設置する