産業動物コンサルタント育成プログラム

我が国の畜産業界は、「低い飼料自給率」、「食の安全を揺るがす事件・事故」、「家畜疾病の続発」、「高齢化と後継者不足」、「輸入畜産物との競合」など、さまざまな問題と課題を抱えています。

畜産草地科学科ではこのような現状に立ち向かうべく、2018年4月から希望者を対象に産業動物コンサルタント育成プログラム（Industrial Animal Consultant Educational Program：通称、ICEプロ）を開講しました。ICEプロでは大学と地域、そして畜産業界が一体となり、持続的な畜産業界の発展に寄与できる次世代のリーダーを育成します。

ICEプロを受講するには

3年生全進級者を対象に希望調査を行い、希望者は3-4年生を通してICEプロを履修することができます。

ICEプロで学べること

1-2年生で学んだ基礎的・応用的科目の知識を土台として、現場に直結した講義と演習・実習からなる実践的科目を学び、生産から販売までをトータルにコンサルタントできる能力を養います。

ICEプロで受講する科目

現場経験を通して

それぞれが選んだ関連する研究機関、畜産関係団体、生産現場などにおいて、3年生では2週間にわたる短期現場実習（学外体験実習）、4年生では2-3ヶ月間にわたる長期現場研修（卒業研修）を行います。他大学の畜産学や動物生産学カリキュラムでは体験できない現場経験を積むことによって、コンサルタントとしての知識や素養を身につけます。

ICEプロ実習先の例（学外体験実習，卒業研修）