お知らせ

【SATREPS レポート4】第2回 Steering Committee および 国際シンポジウムを開催しました

第2回 Steering Committee および 第2回国際シンポジウムの開催について

SATREPSプロジェクトを開始した2020年10月以降、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により、日本から国際共同研究を展開しているタイへ派遣する研究者は制限されていました。

2022年4月からタイへの入国規制が大幅に緩和されたことを受け、日本側研究者がタイを訪問し、タイ側カウンターパートと今後の共同研究の進め方等を協議するため、バンコク市内において第2回Steering Committee(2022年8月25日)および第2回国際シンポジウム(2022年8月26日)を開催しました。

さらに、日本側研究者がタイの研究拠点となっている口蹄疫センター(RRLFMD)および獣医研究開発センター東部支所(VRDC-ER)を訪問し、共同研究課題に対する技術支援を行いました。

Steering Committeeとは、これまでの研究の進捗状況や課題、今後の計画等を日本側・タイ側のプロジェクトメンバーで協議する運営委員会です。

日本からは、研究代表機関である宮崎大学に加え、本プロジェクトに参画する東京農工大学、(株)日本ハム、(株)カイジョーの研究者にも参加していただきました。

さらに、SATREPSプロジェクトをJICAと共同実施している科学技術振興機構(JST)からも、特別オブザーバーとして参加していただきました。

最初に各研究課題の代表者が進捗状況等に関するプレゼンを行った後、各研究課題の担当者がグループに分かれてディスカッションを行いました。

今回が対面での初めての協議となるグループもあったことから、オンラインよりも有意義な協議ができたものと思います。

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【写真1・2】Steering Committee及びグループディスカッションの様子

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【写真3】Steering Committee 集合写真

国際シンポジウムでは、重要な家畜感染症にかかる知見の共有を目的に、オンサイトおよびオンラインのハイブリッド形式で行われ、日本、タイを含む7か国から約150名の参加がありました。

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午前の部では、北海道大学の鈴木定彦教授より 「家畜感染症に対する効果的な対抗手段としての遺伝子検査法」、また、チュラロンコン大学のタナワンヌウェット教授より「アフリカ豚熱のコントロール戦略」という演題で基調講演をしていただきました。

午後の部では、SATREPSプロジェクトのテーマで、①家畜感染症の網羅的診断、②感染症の疫学モデリング、③食品安全に関する演題が発表されました。

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【写真4】国際シンポジウム基調講演の様子

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【写真5】国際シンポジウム集合写真

当日の詳しいプログラムは、下記に記載されていますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。

The 2nd Steering Committee Agenda (English)
第2回SATREPS国際シンポジウムポスター(日本語)
The 2nd STREPS International Symposium Poster (English)
The 2nd SATREPS International Symposium Abstracts(English)

(文責:JICA業務調整員 安齋)


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