獣医棟感染症ユニットはBSL1からBSL3までの実験室を備え、種々の研究に加えて学生の教育の場として利用されています。共同利用施設として学内および学外からの利用希望に対応しておりますが、設備やスペースが限られており、また病原体を取り扱う場所であることから、利用者の安全確保を最優先としております。感染症ユニット管理運営委員会ではバイオセーフティ指針に基づき、独自の利用ルールとして「感染症ユニット利用要項」を定めております。利用者の皆様には、ご理解とご協力をお願いいたします。
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学部生・大学院生・研究員 | 教員 | 感染症ユニット管理運営委員・職員 | 学外利用者 | ||
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感染症ユニット | 一般区域 | 原則、平日8:00-22:00※ | 24時間 | 24時間 | 利用者の実験計画書の内容と習熟度によって設定 |
BSL1区域 | |||||
BSL2区域 | |||||
V308-310(動物室) | 実験計画書の承認で8:00-22:00 (ライト点灯時間) | ||||
BSL3ユニット | BSL3施設 | 指導教員同伴のもと原則、平日8:00-22:00 | 実験計画書の承認により、原則、平日8:00-22:00 | 24時間 | 実験計画書の承認により、原則、平日8:00-22:00 |
※時間外に、指導教員の非監督下で施設を利用する必要がある場合は、許可申請が必要です。利用要項-1「感染症ユニットの利用」の「3-3. 時間外利用」の項を参考に、以下の書類を提出してください。
平日夜間および祝祭休日の感染症ユニット使用許可申請書(2名の教員の許可が必要)
平日夜間および祝祭休日の感染症ユニット使用届(時間外利用のたびに提出)
利用区分および利用料は以下のとおりです。
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利用区分 | 感染症ユニット利用者登録料 | |
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獣医学科 | 感染症関連研究室所属 | 4,000円/人/四半期 |
上記以外 | 1,500円/人/四半期 | |
獣医学科以外の学内利用者 | 1,500円/人/四半期 | |
学外利用者 | 5,000円/人/年 |
利用区分 | BSL3ユニット利用者登録料 | 電気代 | BSL3ユニット使用実績に応じた使用料 | |
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学内利用者 | 教員 | 25,000円/人/四半期 | 50,000円/人/四半期 | 徴収しない |
上記教員指導学生/研究員 | 5,000円/人/四半期 | 徴収しない | ||
学外利用者 | プロジェクト代表者 | 75,000円/人/四半期 | 徴収しない | 10,000円/日 |
プロジェクト関連研究員 | 5,000円/人/四半期 | 徴収しない |
毎年4月1日を更新日とし、四半期ごとに上記の金額を請求します。
一部の機器については利用記録をもとに、維持・管理経費の一部として別途使用料をいただいております。
使用料の金額や請求については利用要項・別紙をご覧ください。
試薬や消耗品はすべて利用者負担とします。
はじめに
初めて感染症ユニットにおいて実験を行う際には、利用日の一週間前までに利用申請の手続きを開始することが必要です。BSL3施設や動物室の利用承認にはさらに日数を要する場合がありますので、余裕をもってお申し込みください。
「感染症ユニット利用申請書」(様式第1号) および「実験計画書」(様式第2号)を感染症ユニット管理室(以下「管理室」とします)に提出してください。以降の手続きをご案内します。 なお、動物室やBSL3実験室の利用、遺伝子組換え実験などを希望する場合は、追加書類の提出が求められることがありますので、管理室にお問い合わせください。実験計画書の記入方法は利用要項-3「実験計画書」の項を参照)
提出された申請書類をもとに感染症ユニット管理運営委員会で検討した上で決定します。
感染症ユニットは病原微生物を取り扱う区域であることから、新規・継続の別にかかわらずすべての利用者に年一回、安全講習会を受講していただくことを利用条件としています。毎年2月頃に定期安全講習会を開催しますが、そのあとで申請する方には個別で講習を行いますので、管理室までお申し出ください。
管理室で入退室カードをお受け取り下さい。
試薬や器具の管理、機器の予約方法や廃棄物の処理など、利用にあたってご不明な点がありましたら、管理室におたずねください。
■感染症ユニットへの入室
不用意な微生物の持ち出し・持ち込みを防ぎ、利用者の安全を確保するため、感染症ユニット内では専用白衣および指定の共用履物をお使いください。(詳細は利用要項-4「ユニット内での衣服と履物」参照)
■事故報告書の提出
利用者の過失に起因する、しないにかかわらず、機器の不具合や器具の破損を発見したときは、情報共有して原因を分析し、すみやかに改善策を講じる必要があります。些細な事故でも必ず「事故報告書」(様式第5号) で報告するようにしてください。(詳細は利用要項-2 「安全管理と事故防止」参照)
■機器の予約
CADIC感染症ユニットの予約対象機器(シークエンサー、リアルタイムPCRなど)は、以下のウェブサイトよりオンラインで予約を行って下さい。「宮崎大学共同利用研究施設 閲覧・検索・予約システム」予約システムのご利用には、予約システム利用者登録を行って下さい。学生の登録と利用については、指導教員による登録手続きが必要です。詳細については、安全講習会で配布する利用者マニュアルをご確認下さい。