教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること

ⅰ)宮崎大学は、「学術・文化・技術に関する知的遺産の継承と発展、深奥な学理の探求を目指して、地域社会の学術・文化の発展と住民の福利に貢献する」ことを理念に、多様な時代並びに社会の要請に応え得る人材の育成を使命としている。その意味で、教員養成は本学の使命の大きな柱のひとつと位置づけている。次世代を育てる学校教育の分野で活躍する人材として、幼稚園、義務教育学校から高等学校までの多くの種類の教員の養成を行う。また、地域の要望を活かした工業及び農業教員の養成も行う。
ⅱ)宮崎県では第二次・三次産業が発達していないこともあり、教員志望の高校生が多い。教育学部はその地域の要請をふまえ、義務教育教員の養成課程を備え、県民の要望に応えている。また、工学部、農学部の教職課程卒業者は、工業高校、農業高校、普通高校の教員として採用されている。それぞれ、専門的知識が豊富で、かつ教育実践力の高い教員を送り出すことにより、地域への貢献を果たしている。