修士課程における授業料後払い制度について
※令和6年2月14日現在
令和6年度から大学院修士課程を対象に「授業料後払い制度」が導入される予定です。
本制度は、経済的に厳しい状況にある学生等が、進学・修学を断念することがないよう、在学中の授業料を国が立て替え、返還は卒業・修了後の所得に応じて「後払い」とする内容です。
★対象研究科
・教育学研究科
・医学獣医学総合研究科 ※博士課程は除く
・看護学研究科
・農学研究科
・工学研究科
・地域資源創成学研究科
★対象者
以下の条件を 全て満たす 者
- 令和6年度以降に国内の大学院に進学した者
- 本人の希望に基づき、在学校を通じて申請を行った者
- 日本学生支援機構(以下、「JASSO」という。)の修士段階を対象とした月額5万円又は8万8千円の第一種奨学金と同様の家計基準及び学業成績基準を満たす者
- 過去に貸与を受けた奨学金の返還が延滞中である等、第一種奨学金の貸与を受けられない事由がない者
※令和6年度については、上記に加え、以下のいずれかに該当する者のみが対象となります。
(1)令和6年度春入学予定学生の内、学部で修学支援新制度(日本学生支援機構給付奨学金)の対象となったことがあり、かつ、令和6年3月卒業後、就労等を挟まずに大学院へ進学した者
(2)令和6年度秋入学予定学生
★後払いとできる授業料の額
※以下、「支援対象授業料」
年 535,800円を上限として大学が請求する授業料を予定しています
※ 第一種貸与奨学金(無利子の貸与奨学金)の一形態として、授業料に保証料を上乗せした金額をJASSOから貸与されます(授業料相当額及び保証料相当額を併せた額が貸与額となり、当該貸与額を以下「授業料支援金」という)。
※ 保証料の支払い(機関保証への加入)が必須となります。
※ 授業料免除が個別に学生に適用されている場合を含め、学生への請求額が上記の上限額を下回る場合は、当該請求額を支援対象授業料となります。
※ 授業料支援金を利用した場合、第一種奨学金の貸与を受けることはできません。 第二種奨学金の貸与は可能です。
★生活費等の支援として別途貸与を受けられる額
※以下、「生活費奨学金」
月2万円又は4万円から学生が選択する額(無利子)
※ JASSOから学生に対して振り込まれます。
※ 生活費奨学金の貸与を受けないことも可能です。
※ 授業料支援金の利用を申請せずに、生活費奨学金の貸与だけを申請することは認められません。
※ 生活費奨学金の利用の有無にかかわらず、第二種奨学金の貸与は申請可能です。
※ 保証料の支払い(機関保証への加入)は必須とし、第一種奨学金における保証料の取扱いと同様、上記額から保証料を天引きされます。
★返還について
授業料支援金(支援対象授業料及び保証料の合計額)及び生活費奨学金の合計額に達するまで、卒業後の所得に応じ、口座引落によってJASSOに返還を行います。
★留意事項
令和6年度春から本制度の利用を希望する者は、以下に留意してください。
- 令和6年度は秋の募集のみとなり、春から希望する場合でも、採用は最短で11月になる予定です。そのため、採用者の生活費奨学金は11月に4~11月の8ヶ月分が振込みとなる予定です。(申請時期等未定)
- 令和5年度中に第一種奨学金に予約採用された方は、本制度との併給ができないため、第一種奨学金の辞退が必要です。
- 春の在学採用も本制度希望者は第一種奨学金の申込みはできません。
- 令和6年度修士課程進学予定者を対象とした第一種奨学金返還免除内定制度に申請した方は、返還免除内定制度は令和6年度の後払い制度には適用されないため、本制度ではなく、第一種奨学金を申請してください。
- 2月下旬に春入学予定学生を対象に「授業料後払いにおける説明会」を開催しますので、詳細はその際に説明します。