学科教員の出前講義
大学教員が、皆さんの学校で特別な授業を展開します
養殖魚の疾病と予防
教授 吉田照豊
人間の食料となる魚の半分は、養殖魚に依存しています。ウシ、ブタ、トリと同じく養殖魚にも多くの疾病があり、その治療および予防法も存在しています。この講義では、これら食料としての養殖魚の疾病と確立された予防法について紹介します。
海の恵みを暮らしに生かすマリンバイオサイエンス
教授 林 雅弘
海は人類にとって未利用の生物資源の宝庫です。我が国の周囲をとりまく「海の恵み」を医薬、食品、化粧品、飼料、燃料など、様々な分野で利用する研究が世界中で進みつつあります。「海の恵み」が将来の私たちの暮らしにどう生かされ、私たちの暮らしはどう変わるのか、海洋生物資源の可能性について探ります。魚を食べると頭がよくなるだけじゃない?!
回遊魚であるサケやウナギが河川と大海に生きる仕組み
教授 内田勝久
我が国の水産資源として重要なサケやウナギは、塩分濃度の大きく異なる河川と海を行き来することで、個体の成長や繁殖を全うする回遊性魚類です。この講義では、サケやウナギの生活史を紹介しながら、これらの魚類がどの様な仕組みで異なる塩分環境に適応しているのかをお話しします。
水産物のおいしさの秘密
教授 田中竜介
水産物はなぜおいしいのか?脂が乗った魚はなぜおいしいのか?刺身を食べる時に漬ける醤油の不思議?水産物のおいしさを決める鮮度・味・香り・歯ごたえなどについてお話します。
今、サバが熱い!サバの最新情報
教授 長野直樹
サバ(鯖)は日本人にとって昔から大衆魚として親しまれてきましたが、年々脂の乗った旬のサバが獲れなくなってきました。そんな中、近年全国各地で取り組まれているサバの養殖、ブランド化に関する最新情報を紹介します。
宮崎県のサンゴの話
教授 深見裕伸
宮崎県にも沖縄に匹敵するほどのサンゴがいることを知っていますか?なぜ、宮崎にもたくさんサンゴがいるのか?地球温暖化とのかかわりは?宮崎のサンゴから環境について学びましょう。
奥深い微生物パワー ~21世紀は微生物元年!!~
教授 田岡洋介
地球の約7割は海洋環境ですが、海洋の豊かな物質循環の起点は微生物です。地球上の生態系を支える縁の下の力持ちは小さな小さな微生物。また我々の食生活を支えるのも微生物。醤油、焼酎、味噌、乳製品等々、微生物無くして語れません。微生物を知ることは私たちの21世紀を豊かにします!!そんな小さな巨人、微生物についてご紹介します。
魚に備わる免疫リズムのはなし
准教授 河野 智哉
生物には約24時間周期で振動する時計「体内時計」が備わっており、この時計は様々な生理現象にリズムを与えることが知られています。その中でも注目されているのが、免疫応答におけるリズムです。授業では、魚類を対象とした免疫リズムの研究について解説します。
海洋資源の有効利用
准教授 林 康広
海洋資源(動物、植物、微生物など)から発見された薬についてお話しします。
メダカやウナギ、チョウザメの魅力と生物の浸透圧調節とは?
准教授 宮西 弘
日本人に古くから親しみのあるメダカやウナギは、研究にとても重要な魚です。メダカやウナギの現状や、飼い方から、なぜ研究に使われるのかまで紹介します。メダカやウナギのように、なぜ生物が川や海で生きられるのかまで広げて解説します。キャビアを産むチョウザメのことまで、高校生から小学生まで内容は適宜対応します。
海の環境と生物の多様性
准教授 村瀬敦宣
私たちを支えてくれる海の恵みとはどのようにもたらされているのでしょうか。海の環境と生物の多様性の関係について学びましょう。
魚介類に病気を引き起こす病原体とそのメカニズムについて
助教 西木一生
日本では多種多様な魚介類が養殖されていますが、それらの生産を脅かす病原微生物たちがいます。どのような病原体がどのようにして病気を引き起こしているのか、その仕組みについて紹介します。
宮崎の海にいるベントスの行動と生態
助教 和田葉子
ベントスとは、海底で暮らす生物たちのことを指します。カニや貝、ナマコ、ヒトデ、イソギンチャク、カイメンなど、さまざまな生物が海の底を歩き回り、這いまわり、穴を掘り、戦い、求愛する姿が見られます。これらの行動をじっくり観察し、なぜそのような行動を取るのか、この先どんな関係が築かれるのかを考えながら研究しています。宮崎の海で出会ったベントスたちの魅力的な行動や生態について、皆さんにお伝えします。
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