MENU

亜熱帯薬食資源学

  • 食品
  • 前期
  • 単位数:2
亜熱帯薬食資源学

授業のねらい

本科目は、宮崎県の天然資源(植物など)を題材とし、農学部および薬学部の各専門教員から基礎事項を説明するだけでなく、天然資源を生業にしている特別講師から苦労話や仕事のやりがいなどをお話しいただき、受講生のみなさんが将来、天然資源を用いて宮崎で働くことを創造してもらうものです。本科目に登場する天然資源は全て宮崎産、特別講師も全て宮崎人であり、県内各地にて現地取材を行いました。他大学では決して真似できない独自のコンテンツです。特別講師の所属名・役職は2024年3月撮影時点のものです。

担当教員

画像

甲斐 久博

所属:九州医療科学大学
専門:衛生薬学、天然物化学
担当科目:亜熱帯薬食資源学、薬食同源学入門

國武 久登

所属:宮崎大学
専門:植物育種学
担当科目:亜熱帯薬食資源学

画像

授業計画

第1回:オリエンテーション(担当:國武、甲斐) 授業の目的および本科目の全体概要を説明します。(オンデマンド)
第2回:(担当:甲斐)宮崎県総合農業試験場 薬草・地域作物センター(小林市)について紹介します。延岡のひでじビールに使用されている原料ホップなどを紹介します。(オンデマンド)
第3回:(担当:甲斐)宮崎県総合農業試験場 薬草・地域作物センター(小林市)で栽培、展示されている亜熱帯薬用植物について、概要を紹介します。(オンデマンド)
第4回:(担当:甲斐)亀長茶園(延岡市、旧北方町)で栽培されているブルーベリー、ヒュウガトウキについて紹介します。(オンデマンド)
第5回:(担当:甲斐)宮崎県総合農業試験場 亜熱帯作物支場(日南市)で試験栽培されている亜熱帯薬用植物(ライチなど)について、概要を紹介します。(オンデマンド)
第6回:(担当:甲斐)宮崎県総合農業試験場 亜熱帯作物支場(日南市)の展示室(トロピカルドーム)の亜熱帯植物を紹介します。(オンデマンド)
第7回:(担当:甲斐)緑碧茶園 五ヶ瀬茶園(五ヶ瀬町)で栽培されている茶、伝統製法である「釜炒り茶」について紹介します。(オンデマンド)
第8回:(担当:甲斐)九州医療科学大学薬学科「薬物代謝学」共通コンテンツ(1):農薬などの異物の体内動態の概要について学習します。(オンデマンド)
第9回:(担当:甲斐)九州医療科学大学薬学科「薬物代謝学」共通コンテンツ(2):健康被害の比較的大きな農薬の代謝について学習します。(オンデマンド)
第10回:(担当:甲斐)九州医療科学大学薬学科「薬物代謝学」共通コンテンツ(3):がんを引き起こす亜熱帯薬用植物の成分について学習します。(オンデマンド)
第11回:(担当:國武)サツマイモの育種について理解し、サツマイモの生産や販売に関わる宮崎の企業から実践事例を学習します。(オンデマンド)
第12回:(担当:國武)ブルーベリー葉からの機能性食品の開発方法について理解し、ブルーベリー食品に関わる宮崎の企業から実践事例を学習します。(オンデマンド)
第13回:(担当:國武)宮崎の海域に特化した循環型サクラマス養殖体制の構築について理解し(農学部 内田勝久先生による講義)、養殖に関わる宮崎の企業から実践事例を学習します。(オンデマンド)
第14回:(担当:國武)宮崎のクリ生産と加工産業に関わる企業から地域食材の魅力を学習し、地域食材と地域活性化(特別座談会)について理解します。(オンデマンド)
第15回:〔6月29日(土) 時間:調整中 予備日:7月6日(土)〕講義内容をふりかえり、宮崎県内で栽培される農作物、薬用植物について総括します。また、九州医療科学大学の薬草園を見学し薬用植物の実物を観察してもらいます。(対面型講義)

※第15回は対面型講義で実施します。実施の詳細については追って連絡します。
場所は、九州医療科学大学(延岡市)の薬草園です。

文献・教材

薬学系の書籍を本科目の参考書として紹介します。

〔参考書〕
1)衛生薬学―健康と環境 (スタンダード薬学シリーズ2) 東京化学 同人 【978-4807917112】
2)生薬単一語源から覚える植物学生薬学名単語集、第3版 丸善雄松堂 【978-4841940084】

達成目標

(1)宮崎県の天然資源はどのように薬用または食用に産業活用できるようになったのかを認識する
(2)そのために、各種資源の背景、歴史、含有成分(化学構造)、薬理活性・機能性、成分代謝などの知識を習得する
(3)薬食資源を生業にしている特別講師の思いを感受し、自分の言葉で表す
(4)今後の宮崎県産の薬食資源の新しい利活用法について創造できる態度を修得する。

成績評価方法・基準

〔評価手段〕レポート

〔実施内容〕毎回講義の後に課すレポートにて、総括的評価を行います

〔評価比率〕レポート100%

関連する授業科目

前期科目:地域キャリアデザインⅠ(キャリア)、後期集中科目:薬食同源学入門

履修上の注意

本科目の第1-14回講義はインターネットを使用したオンデマンド配信講義です。受講に必要な機器やインターネット環境は各自で準備してください。

単位取得のためには対面型講義 出席が必須です。(下記日程に出席できない場合は受講しないでください)
対面型講義は九州医療科学大学(延岡市)の薬草園で実施します。
会場への移動手段は各自確保してください。移動にかかる交通費は自己負担となります。

対面型講義は、6月29日(土)に実施を予定しています。*7月6日(土)予備日
対面型講義は受講者多数の場合、グループごとに予備日を含めた日程に振りわけて実施する場合があります。各自、日程を確認してご出席ください。
なるべく第10回まで受講してから対面型講義に出席してください。

受講に関する情報を随時お知らせしますので、大学が実施するアナウンス(メール・WebClassなど)に注意して下さい。
本科目は「みやざき産業人材認定証」〔対象:令和5年度以前の入学生〕を取得するために受講・単位取得が必要な科目の1つです。

天候等の影響により、やむを得ず、授業の実施方法(試験を実施する科目は、試験方法、日時等も該当)等を変更する可能性がありますので、注意してください。

宮崎大学地域教育プログラムに
ついてのお問い合わせ

TEL.0985-58-7250

宮崎大学 学び・学生支援機構 地域人材部門
Capa+〔キャパタス〕

〒889-2192
宮崎市学園木花台西1丁目1番地(大学会館3F)

Capa+ウェブサイトはこちら