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「第11回日本獣医病理学専門家協会学術集会」で獣医学科5年の齋藤江連さんと高田蓮栞さんが優秀賞を受賞しました

令和6328日、29日に開催された「第11回日本獣医病理学専門家協会学術集会」において、獣医病理学研究室の齋藤江連さんと高田蓮栞さん(獣医学科5年生)がポスター発表で優秀賞を受賞しました。

齋藤さんは、「PCV2不顕性感染豚の鼻咽頭関連リンパ組織におけるISH法によるPCV2およびPRRSVの検出」について発表しました。豚サーコウイルス2型(PCV2)は全身のリンパ組織に、豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルス(PRRSV)は呼吸器に病変を形成することが知られています。今回、PCV2不顕性感染豚の鼻咽頭関連リンパ組織(上部気道における生体防御に重要な組織)において両ウイルスが増殖することにより、局所免疫が抑制され、呼吸器病を発症する可能性を示しました。

高田さんは、「宮崎県内で重症熱性血小板減少症候群を発症した自然感染猫8例における病理学的検索」について発表しました。重症熱性血小板減少症候群は、ダニ媒介性の人獣共通感染症です。宮崎県内でもその発生が報告されています。今回県内でこれを発症した猫8例について病理学的に検索を行いました。その結果、猫では黄疸とリンパ組織の傷害が共通して観察されることが明らかとなりました。

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            ▲齋藤さん                              ▲高田さん


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