2023.02.02 掲載
令和5年1月27日(金)、ニューバレー大学(エジプト、国立)獣医学部のワリード・セノシ学部長が國武学部長を表敬訪問しました。
ワリード学部長は、アシュート大学獣医学部の助手だった2007年に学位取得のため、エジプト政府による奨学制度(チャンネルプログラム※)により日本に留学。当時岩手大学農学部の教員だった大澤健司教授(現在宮崎大学農学部獣医学科)の研究室で2年間過ごしました。
学位取得後も大澤教授との研究交流が続き、今回再び来日、宮崎を訪問しました。そして現在、本学農学部との学部間協定を締結する準備を進めています。
ニューバレー大学は、獣医学部、農学部を含む計8学部を有し、総学生数6,000人。ナイル川沿岸に位置するアシュート大学の分校から独立して2018年に設立された新しい大学です。獣医学部は、エジプト西部の砂漠地帯における家畜生産の振興と、地方の学生への高等教育の機会を提供するために設立されました。
地球温暖化による環境変化や世界的な食糧不足の解決のため、暑熱ストレスの影響や暑熱下での動植物の管理に関する共同研究や学生交流が期待されています。また、ワリード学部長は本学部圃場の温室にも着目し、将来はエジプトのオアシスでも先進的な温室栽培を発展させたいとの意向から、農学部のより多くの学科との交流を希望しています。
△左から、大澤教授、國武学部長、ワリード学部長、伊藤哲教授、関口敏准教授