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海洋生物環境学科の学生の論文がPeerJ(IF2.3)にアクセプトされました

海洋生物環境学科の学部4年生の高田健司君が第一著者の論文がPeerJ(IF2.3)にアクセプトされました。

【論文】

題目:Multiplexed ISSR genotyping by sequencing distinguishes two precious coral species (Anthozoa: Octocorallia: Coralliidae) that share a mitochondrial haplotype
著者:Kenji Takata, Hiroki Taninaka, Masanori Nonaka, Fumihito Iwase, Taisei Kikuchi, Yoshihisa Suyama, Satoshi Nagai, Nina Yasuda*

※この論文では、近年需要の高まりと共に漁獲高が急激に落ちている日本国内の宝石サンゴについて、従来の遺伝子マーカーにより同種である可能性が指摘されていたシロサンゴとモモイロサンゴについて、ゲノムワイドな集団遺伝解析手法を使うことで別種であることを初めて科学的に証明しました。
 絶滅危惧種の境界を明確にさせることは、種を保全する上での単位を決めるための重要な基盤情報となるため、今後宝石サンゴの保全や国際的な貿易の調整にも本研究の成果は役立つと考えられます。


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