GPAについて
GPAとは
GPA(=Grade Point Average)とは、アメリカ等の大学で導入されている成績評価システムで、それぞれの授業科目にGP(=Grade Point)を付与し、この単位あたり平均を出します。日本の大学では、従来、秀・優・良・可・不可の5段階で評価を行っていますが、GPAでは不可の科目も加算されるため、これまでと違った学生の評価が得られます。
宮崎大学で採用するGPAの計算方法
宮崎大学では、グレードポイント(GP)の算出方式として素点から一定の値を引く方式を採用しています。GPA計算を素点で行っている大学において、素点から幾つの値を引くかは大学によって異なりますが、統計的にみて54.5点を引くことが、従前からのGPAの計算方法と互換性がとれているという考えに基づいています。注1
【GPAの計算方法】
GP=(成績素点-54.5)/10 不合格(60点未満)の場合、GPはゼロとする。
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【GPAの計算例】
授業科目名 | 単位数 | 素点 | 評価 | GP |
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キリスト教入門 | 2 | 90 | 秀 | 2*3.55=7.1 |
英語T | 1 | 95 | 秀 | 1*4.05=4.05 |
現代コミュニケーション理論 | 2 | 85 | 優 | 2*3.05=6.1 |
心理学 | 4 | 80 | 優 | 4*2.55=10.2 |
口語表現法T | 2 | 75 | 良 | 2*2.05=4.1 |
情報リテラシーT | 1 | 70 | 良 | 1*1.55=1.55 |
調査研究法 | 2 | 65 | 可 | 2*1.05=2.1 |
ウィークリースポーツ | 1 | 55 | 不可 | 1*0=0 |
15 | GPA= | 35.2/15=2.34 |
注1: 素点を線形に変形してグレードポイントを算出する方式をfunctional GPAと呼びます。本学では、半田智久先生(お茶の水女子大学)の提唱するfunctional GPAの考え方を採用しています。