2021.11.15 掲載

酒井教授、引間教授（食品衛生・免疫学研究室）および河野准教授（免疫生物学研究室）らの研究成果が、Frontiers in Immunology誌に掲載されました。

本論文では、IL-22遺伝子ノックアウト・メダカを用いて硫酸デキストランによる炎症疾患モデルを構築し、トランスクリプトーム解析や組織切片解析により、その粘膜組織におけるIL-22の役割について詳細に解析しました。以上の結果、魚類のIL-22には、腸管自然免疫を広く活性化し、炎症によりダメージを受けた腸管上皮組織の修復に重要な役割があることを解明しました。

Takahashi Y, Okamura Y, Harada N, Watanabe M, Miyanishi H, Kono T, Sakai M, Hikima J (2021) Interleukin-22 deficiency contributes to the dextran sulfate sodium (DSS)-induced inflammation in Japanese medaka, Olyzias latipes. Frontiers in Immunology 12: 688036.