受験生の方へ

学科長メッセージ

農学部というの実に様々な学問分野があり、宮崎大学農学部も6学科から構成されており、それぞれの学科にもさらに細かい学問分野があります。応用生物科学科は農学におけるさまざまな分野を幅広く学べる小さな農学部のような学科です。そのため、学科に入学してからはいろいろな将来の選択肢があり、どのような世界で生きていくのか皆さんが考えていくことができる特徴を持っています。

さて、将来の話において、今、学生のうちにぜひ身につけておいてほしいことがあります。インターネット普及、SNSの一般化に伴って日本語のあり方は大きく変わってきています。社会に出ると文章でのコミニュケーション、書類作成をする機会など、日本語を書くケースが多くなります。最近のトレンドとして、文章をいかに短くして意図を伝えるかということが主流になっていると思います。インターネットニュースの見出し、SNSでの記事配信などわかりやすく内容を伺える文章が作られています。ただ、その弊害として意図や詳細がはっきり伝わらない、礼儀に反しているという文章がとても多くなってきました。そのために文章を正しく書く能力をつけていただきたいのです。ぜひ、本をたくさん読んでください。日記を書いてください。正しく日本語を伝える能力は一朝一夕にはできません、ぜひじっくりと日本語の文章に触れる日を過ごしてください。講義や実習でしっかりと身につけることができる能力や知識もたくさんあると思いますが、大学は皆さんが社会に出る最後の教育機関です。挨拶だけでなく、しっかりとした人間形成する期間にして欲しいと思います。

皆さんが自ら勝ち取った大学での日々での積み重ねは一生の財産になります。大きな目標は皆さん一人一人にあるかもしれませんが、大学生活をうまく過ごすコツは小さなことを1つずつ勝ち取り、その度自分を褒めてあげることです。そして失敗した時は、失敗した経験を勝ち取ったと思ってください。そう思えるよう1つずつのことに真摯に真剣に取り組んでみて下さい。私たち教員は、何より皆さんが充実した大学生活を過ごし、社会で幸せに過ごせる人材として巣立っていくことを願っています。

At first, get small happy, that is the secret to be happy.

令和6年度 応用生物科学科長 山崎正夫


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