國武教授、山崎教授および小川テニュアトラック助教らの研究成果が学術雑誌に掲載されました

國武教授(植物遺伝育種学研究室)、山崎教授(食品機能化学研究室)および小川テニュアトラック助教(食品機能分析学研究室)らの研究成果が、Plants誌に掲載されました。

ラビットアイブルーベリー'くにさと35号'の葉や茎は、成人T細胞白血病(ATL)細胞を抑制することが報告されていますが、品種や収穫時期、栽培方法によってその活性が異なっています。本研究では、抗ATL活性の解析とプロアントシアニジン(PAC)の定量化を目的に、同一個体の葉と茎の成分をdirect-injection electron ionization-mass spectrometry (DI-EI-MS)を用いてメタボローム解析を行いました。その結果、茎および葉に含まれるPACのうち、特定のフラグメントが抗ATL活性に大きく寄与していることが示唆されました。今後、PCAの重合度等との関係について詳細な解析を行う予定です。なお、農学系研究者だけでなく、医学系、薬学系、工学系教員を入れた異分野連携研究の成果として特徴的なものです。

Hisahiro Kai, Yoshihito Okada, Yo Goto, Takayuki Nakayama, Kazuhiro Sugamoto , Kenjirou Ogawa, Masao Yamasaki, Kazuhiro Morishita, Koji Matsuno and Hisato Kunitake. Prediction of the Adult T-Cell Leukemia Inhibitory Activity of Blueberry Leaves/Stems Using Direct-Injection Electron Ionization-Mass Spectrometry Metabolomics. Plants 11, 1343 (2022)


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